ナズーク王国の旅①-017
魔法使いの殺伐
第十七話ナズーク王国の旅①
僕たちは森を抜けたバラードズク地方の王国
その名も〝ナズーク王国〟
「おぉー!…ここがナズーク王国私の王国
くらいあるよ!」
ここまでくるのに大変だったな腹も減ったし
最近味のない食事ばっかだったからな
腹がはち切れるまでうまい飯を食おう
「フェニックスとにかく飯食おう腹が…」
いないあの迷子やろうとにかくアイツは後だ
そしてワーズはカフェを探した
「街からは少し離れてしまったがどこも満席
ここくらいしかないな」
僕は見た感じだいぶ年季がたってるカフェへ
入って行った
〝ガラン〟
「いらっしゃい」
奥からは爺さんが出てきてメニューを差し出した
「じゃあこのペペロンチーノを…」
意外とこういうところがうまいって聞くからな
すごく楽しみだ
〝ガラン〟
「おいじじぃきてやったゼェー」
柄の悪そうなのが出てきたな関わらんようにしよう
「これはこれはウィナーズさんじゃないですか」
ウィナーズ?…嫌な予感がするな
「だからぁ俺はウィナーズじゃねぇよ俺の名前はウィナーズクラブ二番隊組員ジャガーだ」
「おぅそれじゃジャガイモさんだったかな?なんのようで?」
「相当ボケてやがるこの爺さん…まぁいい
今月分の集金だ」
「集金?…すみませんがうちには払える金などありませんよ材料費で今月は厳しいんですよ」
「コレだから老人は…ジジイの体はあんまり高く売れねぇが…きてもらおうか」
〝ガタ〟
「老人相手に詐欺か面白いやつだ」
「なんだテメ…ふがぁっ」
ウィナーズクラブやっぱ下劣な悪党集団だなそれに…連れてかれたら飯も食えないしな
「ゴム弾だ安心しろ」
「うぐぅぉぅ…覚えてろよぉー」
いっちまった
「ありがとうございます旅のお方」
「あぁ…とりあえず飯早くね」
また人を救っちまった悪い気はしないが
本当にこれ以上アイツらと関わりを持ってはいけないな、この国も早いうちに出ないと
「ちょっとー私は無実だって!…あっワーズ助けて〜!」
フェニックスじゃないかってなんか騎士に捕まってるんだが…
「すみませんうちの連れなんですがなんかやりました?」
「はい、この怪しいものウィナーズクラブの残党ではないかと」
確かにこの国の文化とは少し違う服装をしてるからな無理はない
「そうですかすみませんちなみにこいつの名前はフェニックス・ホワイト…聞いたことありませんか?ほらこの剣も」
「その紋章の剣はまさかフェニックス…そのまさか!キリアル王国の国王様でございますか!?」
これを言ってしまえばすぐ解決だ
「ちなみに僕はワーズ・ゼロウスこの服を見ればわかると思いますが僕たち王族です」
「なんですと!これは飛んだご無礼を!!」
離れたところからもう一人男が僕たちの近くに来た
「どういう状況だアセルこの方々はキリアル王国の国王様とシルバーレイク王国の王子様ではないか部下が無礼を」
「いえいえ大丈夫ですよコイツのせいですから…ほらお前も謝れ」
〝ポン〟
「あ、いて私なにもしてないのに〜!」
「というかなぜ僕の顔を」
「私の名はナズーク王国国王護衛隊のサガセ
と申します、お二人のお顔に見覚えがありまして」
おっと王国にきて初っ端にあのナズーク王国
英雄のサガセに出会ってしまうとは
思ったよりデカいな190はあるぞ
「ぜひ城へ招待させてください」
でも流石にそんな急に迷惑だろうしな
「そんな急にご迷惑ですよ」
「いいえ王族は必ずおもてなしをするということを言われていまして遠慮なさらず」
むぅたしかに城に入れるなんてこんな貴重な経験ないな
「ナズーク王国って世界で1番美にこだわっているんでしょ、せっかくだし行こうワーズ!」
一度は見てみたいものだ
「ぜひお願いします!」
城の中ならならウィナーズクラブの心配もないしな
そして僕たちは城へ招待された
「国王キリアル王国の国王とシルバーレイク王国の王子をサガセが招待したと」
「ホワイト一族とゼロウス一族…面白い出迎えてやれ」
「わかりましたベラール国王いやこう言った方がいいでしょうか
〝ウィナーズクラブ二番隊隊長ベラール〟隊長」
つづく
殺伐
ナズーク王国の旅①
森を抜けたバラードズク地方の王国
その名も〝ナズーク王国〟
「おぉー!…ここがナズーク王国私の王国
くらいあるよ!」
ここまでくるのに大変だったな腹も減ったし
最近味のない食事ばっかだったからな
腹がはち切れるまでうまい飯を食おう
「フェニックスとにかく飯食おう腹が…」
いないあの迷子やろうとにかくアイツは後だ
そしてワーズはカフェを探した
「街からは少し離れてしまったがどこも満席
ここくらいしかないな」
僕は見た感じだいぶ年季がたってるカフェへ
入って行った
〝ガラン〟
「いらっしゃい」
奥からは爺さんが出てきてメニューを差し出した
「じゃあこのペペロンチーノを…」
意外とこういうところがうまいって聞くからな
すごく楽しみだ
〝ガラン〟
「おいじじぃきてやったゼェー」
柄の悪そうなのが出てきたな関わらんようにしよう
「これはこれはウィナーズさんじゃないですか」
ウィナーズ?…嫌な予感がするな
「だからぁ俺はウィナーズじゃねぇよ俺の名前はウィナーズクラブ二番隊組員ジャガーだ」
「おぅそれじゃジャガイモさんだったかな?なんのようで?」
「相当ボケてやがるこの爺さん…まぁいい
今月分の集金だ」
「集金?…すみませんがうちには払える金などありませんよ材料費で今月は厳しいんですよ」
「コレだから老人は…ジジイの体はあんまり高く売れねぇが…きてもらおうか」
〝ガタ〟
「老人相手に詐欺か面白いやつだ」
「なんだテメ…ふがぁっ」
ウィナーズクラブやっぱ下劣な悪党集団だなそれに…連れてかれたら飯も食えないしな
「ゴム弾だ安心しろ」
「うぐぅぉぅ…覚えてろよぉー」
いっちまった
「ありがとうございます旅のお方」
「あぁ…とりあえず飯早くね」
また人を救っちまった悪い気はしないが
本当にこれ以上アイツらと関わりを持ってはいけないな、この国も早いうちに出ないと
「ちょっとー私は無実だって!…あっワーズ助けて〜!」
フェニックスじゃないかってなんか騎士に捕まってるんだが…
「すみませんうちの連れなんですがなんかやりました?」
「はい、この怪しいものウィナーズクラブの残党ではないかと」
確かにこの国の文化とは少し違う服装をしてるからな無理はない
「そうですかすみませんちなみにこいつの名前はフェニックス・ホワイト…聞いたことありませんか?ほらこの剣も」
「その紋章の剣はまさかフェニックス…そのまさか!キリアル王国の国王様でございますか!?」
これを言ってしまえばすぐ解決だ
「ちなみに僕はワーズ・ゼロウスこの服を見ればわかると思いますが僕たち王族です」
「なんですと!これは飛んだご無礼を!!」
離れたところからもう一人男が僕たちの近くに来た
「どういう状況だアセルこの方々はキリアル王国の国王様とシルバーレイク王国の王子様ではないか部下が無礼を」
「いえいえ大丈夫ですよコイツのせいですから…ほらお前も謝れ」
〝ポン〟
「あ、いて私なにもしてないのに〜!」
「というかなぜ僕の顔を」
「私の名はナズーク王国国王護衛隊のサガセ
と申します、お二人のお顔に見覚えがありまして」
おっと王国にきて初っ端にあのナズーク王国
英雄のサガセに出会ってしまうとは
思ったよりデカいな190はあるぞ
「ぜひ城へ招待させてください」
でも流石にそんな急に迷惑だろうしな
「そんな急にご迷惑ですよ」
「いいえ王族は必ずおもてなしをするということを言われていまして遠慮なさらず」
むぅたしかに城に入れるなんてこんな貴重な経験ないな
「ナズーク王国って世界で1番美にこだわっているんでしょ、せっかくだし行こうワーズ!」
一度は見てみたいものだ
「ぜひお願いします!」
城の中ならならウィナーズクラブの心配もないしな
そして僕たちは城へ招待された
「国王キリアル王国の国王とシルバーレイク王国の王子をサガセが招待したと」
「ホワイト一族とゼロウス一族…面白い出迎えてやれ」
「わかりましたベラール国王いやこう言った方がいいでしょうか
〝ウィナーズクラブ二番隊隊長ベラール〟隊長」
つづく




