凶魔王軍襲来③-010
魔法使いの殺伐
第十話凶魔王軍襲来③
マリーは王国の森林を走って行った
「お嬢様ずっと逃げてもいてもなにも変わりませんよ」
「うぅどうしよう作戦が思いつかない!」
「このまま突き進むと岩の壁で道が塞がっていますよ」
「岩の壁…そうだ」
マリーはふと瞬間的に倒し方を思いついた
場所は城の中ワーズたちは8神柱の1人ロワール
「フェニックスさんしっかりと攻撃を見極めるんです」
「フハハ親父の仇というところか…おもしろい」
フェニックスさんはおもいきり足を踏み込んだ
「ワーズ君は援護を頼む」
援護という援護はあまりできないがくる攻撃を教えることはできる
教える
〝ガキィンッ〟
「人間というものはどこまでも非力なもの…」
「くっ攻撃が通らない隙も全くない」
やはり魔物は人間の筋力の倍あるさすがの
フェニックスさんでもおされている
「私は剣士!、絶対に負けることも死ぬことも許されない!」
「なかなかの人生論だなフェニックスホワイト」
一方マリーは
「さぁここで行き止まりですね」
マリーは岩の壁に行き止まり逃げることもできない
〝スラッ〟ワークゾールは剣を取り出した
「女性をいたぶるのが私の趣味いや…性癖と言ってもいいですね、あなたの体私のものになってもらいましょう」
「とんだ変態野郎だわ紳士とか名乗っていなかったかしら」
ワークゾールはマリーに向かい走ってきた
「フッ」
マリーは浮遊魔術を使い10メートル上にとんだ
「〝グリーンバズーカ〟!!」
「言ったでしょう私に魔法攻撃は効かないと」
いいやマリーはワークゾールに魔法を
使った訳ではないそう放ったのは…
「そこの壁岩よ!」
〝ドォンッ〟
マリーの放った魔法は壁岩に直撃
「どういうことですか?」
〝グァァッ〟壁岩は怪獣の方のように真っ二つに割れた
〝ガブゥッ〟割れた壁岩はワークゾールを
かぶりつくように挟み殺した
「グリーンバズーカは放った無機質の物体に
意思を宿す魔法攻撃人を食べるまでは元には戻らない…これが魔法使い…いいや乙女の裁きよ!」
壁岩はワークゾールを挟み一体化してしまった
ワークゾールリタイア
「おっとフェニックスこれで終わりか?」
「くぅこんな攻撃で臆する私ではない…」
もうフェニックスさんは限界だこの状況をどうにかしなければ
〝ドゴォ〟
「はっワーズ!」
危機一髪といっていいかフェニックスさんをかばい僕はぶん殴られた痛いが
「本当に死にたいようだな」
〝ドォゴォンッ〟僕は吹っ飛ばされた
「ワーズ!…うっ」
ロワールはフェニックス髪を掴み言った
「ここまでしぶとい剣士は久しぶりに見たよ」
そしてロワールはフェニックスの首に斧を振りかざしたその時
「…目標補足……30メートル……ロワール発射」
〝ドキュゥン〟
「がっ」
ロワールが持っていた斧は1発の弾丸により粉々に割れた。
「どういうことだなぜ弾丸が」
ロワール発射戸惑っているようだ
それはロワールだけでもなくフェニックスも
そして弾丸を発射したワーズにもよくわかっていないようだそしてワーズは言った
「運が良かったってことかな?」
そう運が良かったそれに尽きると思う
どういうことか僕はアビリティに目覚めたようだ
その能力…欲しいものをその場に手に出すことができる能力
その名も〝ウォントヴィーナス〟
つづく




