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魔法使いの断末魔  作者: かまぼこ太郎
魔法使いの殺伐
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凶魔王軍襲来①-008

魔法使いの殺伐

第八話凶魔王軍襲来①


「というわけで俺たち凶魔王軍と戦ってくるから」


「はーーお前なんでそれを俺に言わないんだよ俺も戦うよ」


でもな佑月さんだいたい怪我するから危ないんだよな


「じゃあ避難場所で市民の人たちを守ってあげてください」


そしてそのまま佑月さんは宿を飛び出して行ってしまったまだ昼というのに


「じゃ私も今のうちにお風呂入ってくるわ」


はぁこの旅が始まってもう3日目流石にいろいろありすぎだ

とりあえず銃の手入れを


「って…」


そして王国は夜になり暗闇に包まれた

市民の避難も無事終わってあたりは静かになった


「ちょっとワーズ早く行くわよ!」


「待ってくれよライフルを酷使しすぎて壊れちまったんだよ、これがないと僕戦力外だよ!」


だがそんなことも言ってられない僕が言い出してしまったんだから行くしかないな

そして一応壊れたライフルを持って王国に向かった


「よく来てくれた二人とも」


ホワイト国王だいぶおちゃらけてんなこの

じいさん死ぬかもしれないってのに


「私の子もこの戦いに参加するのだ君たちと同じくらいの歳なんだもし会ったらよろしく頼む」


国王の子供かどんな子なのだろうか

僕はそのあと王国の南門に配属された

マリーは西門、あいつは強いからどうにかなるだろうけど


「やばいライフルがないのにどうやって戦おう」


そしてワーズたちの後ろには凶魔王の手下が会話をしている


「ドワルお前は西側を攻めろ俺様は南を攻める」


「わかりましたドールベル隊長」


そこにいたのは今日魔王軍ロワール隊指揮官

暗闇のドールベルであった


「攻撃を開始してもよろしいですかロワール様」


「あぁやってしまえドールベル」


「行くぞ〝イビル召喚〟」


空に黒い亜空間が出てきてその上から数百体のイビルが雨のように降ってきた


「きたかついにとりあえずそこら辺の猟銃を持ったが…これじゃない感がいなめない」


そしてイビルがぼくに襲いかかってきた

持ってる猟銃を使っても意味がないだろう

僕のライフルは特別な弾丸を使っているから

しょうがない大島さんに習った炎壊で

肉体を強化するしかない


「炎壊正拳」


〝チョン〟

無理でした〝ボコッ〟

だが僕がやられているうちに他の騎士が

イビルを全滅させていた


「さ…さすが軍事力最強のキリアル王国の騎士」


「ドールベル隊長イビルが全滅させられました」


「落ち着け〝落雷雷句〟」


〝ズドォォォンッ〟

周りにいる騎士たちに落雷が復帰だ


「あぁぁっ」


「ぐぁぁ」


これは金属製に絶対当てられる魔法だ

ラクライライクっていうことは奴らは上というわけか

その時ワーズが一体の大型イビルに攻撃されそうになった


「まじか終わった…」


だがここではまだ僕は死なないようだ

その途端大型イビルの首が落ちた


「大丈夫かい?」


「君は…」


僕の前に立っていたのは僕と同じくらいの歳の女の子だった


「私の名はフェニックス・ホワイト君がワーズくん?」


つづく

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