森を抜けて…-029
第二十九話
〝ドダァァァンッ〟
「この音は大島の空間斬絶だ」
阻止雨が立ち上がり言った
「みんな行くぞ」
イラアたちは音のする方向へ向かった
「行くぞフレイムバースト!」
「どうしたんだ大島一体どういうことだ」
「…少しドラゴンと戦っていただけだ」
佑月は言った
「みんなこっちだ森を抜けれるぞ!」
イラアたちは森を抜けたとても空気が澄んでいる
「なんかひさびさでもないのに久しぶりの感じがする」
イラアがそんなことを言ったその瞬間
「お前らぁ誰ダァっ」
そこには数十人の仮面を被った集団がいた
阻止雨がいう
「お前らその仮面…シャドウライダーズか」
シャドウライダーズ職を失って荒くれ者集団のことだ、そうするとその中から1人の大男が出てきた
「総長が見えたぞー」
ライダーズたちは拍手をした
「お前五将眼持ちのイラアか?」
「そうだ総長とやら先を進みたいんだいいかな?」
「おいイラアとか言ったかソウジ様に失礼だぞ」
大島が言った
「お前がシャドウライダーズ総長ソウジか」
「フッこの俺に指図するっていうのかボコボコにしてやるぅッ」
ソウジはポケットから〝スッ〟っとメリケンサックを取り出した
「うぉぉぉっエターナルバーストッ」
ソウジは大島に向かって拳を下ろした
「いや普通のパンチか…こっちから行くぜ、ロイヤルスマッシュ」
〝スパ〟〝スパ〟〝スパ〟〝スパ〟ソウジの四肢が切断された
「ううぁぁぁっ、て痛くない血も出てない…」
「大島やりすぎだ」
「ごめんごめんやりすぎだ」
イラアはソウジの四肢を治した
「あ、ありがとうございますイラアさん」
「おいおい生かしてやったのは私だぞ?」
佑月は割るように言った
「まぁまぁ」
「君たち職がないんでしょ、なら僕の仲間になってくれないか国王軍と戦いたいんだ!」
ソウジは言った
「イラアさん…いいでしょうあなたは私の恩人ですぜひとも」
「じゃあ王国本部の近くにレグテンとレノビィノという2人がいると思うんだそこに行ってくれ」
「お前ら行くぞー」
「おー!!」
そしてシャドウライダーズはイラアの仲間になったのであった。
「さてみんなこれからどうするんだ?」
大島が言った
「私は魔王を倒すための準備をする…先ほど嫌な予感がしてね」
「あぁ俺も」
「僕は用事があってねここで一回離れさせてもらうよ、そうだイラア。ゼロウスにあってこいあいつも戦いの手助けをしてくれるだろう」
阻止雨が言った
「わかった自分は国王軍と戦うよ、もしも生きてたら魔王を倒すの手伝うよ」
大島はイラアに言った
「あぁ、頑張って生きて国王になってくれ!」
そしてみんなはそれぞれの道へ進むのであった
つづく




