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遡り  作者: りら
3/19

2


「はーい・・・?」


ドアを開けると、男が立っていた。がたいがよく、パーカーのフードをかぶっており美穂を見下ろしている。


「どちら様で・・・きゃっ」


男は急に上がり込み、美穂をかかえリビングにいき服を脱がした。


「やっ」声を上げようとすると口をふさがれた。


その時


ピンポーン


インターフォンが新たに鳴った。「美穂、大翔だよー先に来ちゃったけどいる?」


男は私から離れ、インターフォンの自分の画像を消し、窓から去っていった。


美穂は何が何だかわからず茫然としていた。

自分に何が起こっていたのかも、何もかもわからなかった。


遠くで再びインターフォンの音がなった様な気がしたが、何も考えられず動けなかった。


「?かぎ空いてんじゃん。美穂~はいるよ~」

大翔の声が聞こえた気がする。

でも、まだ動けない。


「美穂~?」

大翔の声が近付いている気がする。

でも、まだ動けない。



「・・・美穂?・・・なにがあったっ!」


「・・・えっと・・・きゅ・・に、男の・・ひとがは・・・てきて・・・」

説明しよう美穂は過呼吸をおこしかけた。がばと大翔は美穂を抱きしめた。



「もう話さなくていい。大丈夫だ。大丈夫」


「ふっ・・・うっ・・・」

美穂はやっと恐怖を思い出し、泣き出した。大翔は抱きしめつづけていた。

とんとんと背中をたたきながらあやし、すこしずつ大翔はきこえなかすこしずと美穂は落ち着いていく。


そんな状態で2人は気づかなかった。

「ただいま」となぜか早く帰った英二と、いっしょに来た璃子の存在に。



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