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遡り  作者: りら
12/19

11

1時間目は休ませてもらい、2時間目から授業に出た。


「大丈夫?」




大翔が顔を覗き込む。


「大丈夫だよ。ありがとう」



授業は2回目といえどもやっぱりあんまり覚えていなかった。特に数学。公式が出てこない。


なんとか午前中の授業が終了した。


「美穂!」

また英二の声が聞こえた。そうだ、いつも璃子と大翔と英二と4人でお昼食べてたんだと思い出す。

でもやっぱり体がこわばる


「美穂委員会の仕事たまれててさ。でも、朝体調も悪かったし、俺も手伝うから、お昼2人でたべててくんない?」

大翔が間に入ってくれた。


「了~英二いこ!購買混んじゃうよ!」

「えっちょまっつ・・・」


2人がいなくなる。


「なんで?」


「ん?」


「もう英二のこと避けてるっていうかと話したくないていうか、気づいてるでしょ」


「・・・うん」


「理由聞かないの?」


「聞いたほうがいい?」


「えっと・・・」


「言いたくなったらでいいよ。ちょっと中庭でお昼でも食べようよ」


大翔は変わらず優しかった。

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