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Traveling! 〜旅するアイドル〜  作者: 有宮 宥
【Ⅰ部】第三章 偶像の再定義
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大好きな人”だから”


 ユキナの言葉にミソラは待ったをかけた。

「──あなた、それが何を意味するのか分かってるの? あんな目にたくさんあったじゃない。全部、私達の行いが返ってきたからでしょう」

「それは違うよ。ミソラさん達は全く悪くない。悪いのはどう考えても、フィクサーの方。茶蔵清武やオービス・クルエル、そしてドイツで追手を差し向けた金城一経だよ」

「けどきっかけを作ってしまったから、ユキナさんは──」

「それって私が悪いってこと?」

「違うわ、ユキナさんはなんにも悪くない。これっぽちも悪くない」

 するとユキナはミソラの言葉首を振って否定した。

「こういうもしもが、連続して続くんだよ。私がドイツで治療を受けているあいだ、ミソラさんと言葉をかわしたよね。お姉さん、船の中にいたけど、既にいなくて。でも船の中は強大な力がはびこっているから、諦めかけてた。……でもそれからミソラさん達は逆転を掴んだ。諦めなかったら、掴めたんだよ」

 淡々とした言葉に嫌味はこもっていない。当たり前の事実を口にしている。

「私もそう。〈P〉さんが出発前に、異国の地でもすべてを疑えって言ってくれたから、一人で逃げることができた。ラムさんやアイカちゃん、ミソラさんが私を助けてくれたから、諦めないでいられたんだ。──私はたくさんのものを、旅で教えてもらったんだよ」

 だからミソラたちが気に病む必要はない。そう言っているように聞こえた。ただ当たり前の感謝を口にしている。だが事はそんな単純な問題ではないはずだ。すると沈黙を保っていたアイカが口を開いた。

「それは偶然だ。お前はこの先も死に続けるぞ」

「……どういうこと?」

 ユキナが訝しげに言った。アイカが彼女の前に躍り出て、まくしたてていった。

「アタシたちは、敵があそこまでの物を持っているなんて知らなかったんだよ。今までうまく言ってたのは、本当に偶然だ。誰かの気まぐれが巡って、こっち来たってだけの話なんだよ。……ユキナ、何回死にかけたんだ。お前のそれは、命を粗末にしているだけだ」

 忌憚のない意見だ。ミソラどころか、ヒトミたちもその意見に息を呑んだ。

「両親がいるだろ。お前の体が治って、学校へ通って、普通の生活に戻れたかもしれねえ。なのに、どうしてアタシたちの前に戻ろって思えたんだ」

「……ひどい。約束したのに」

「だから、そんな約束より命を大事にしやがれっ。あんなの、誰が本気にすると思ったんだ!」

 アイカの叫び声は何処までも響いた。そして決定的な一言を放ってしまったことも。

 空港でユキナを見送る前に、ミソラたちは約束を交わした。いつか今度こそ三人でアイドルをやりたいと。最初はそれで良かったのだと思った。だがサヌールの件からその約束に疑念を抱き、邸宅散策後に確定した。あの約束は、危険を背中に背負ってしまうことを。

 これは今でも変わらない。ユキナが帰ってきて嬉しいし、彼女の行動を誇り高く思っている。だからこそ、これ以上の危険に巻き込むわけには行かない。

「ユキナさん、これは遊びじゃないのよ。状況は楽観的ではいられない。フィクサーは私の家の周辺で何かを企んでいる。人を介さない無人殺戮兵器だって完成しているかもしれない。──アイドルはただの囮よ。誰かを喜ばせることなんてないし、一生続くわけじゃない。私達の目的が達成するか、私達が死ぬことで終わるの。ユキナさんはもう目的を叶えているわ。だから、あの時の約束は残念だけど──」

 なかったことにしてほしい。そう言おうとする前に、ユキナが一瞬だけ膨れ上がったような気がした。それからユキナが残念そうに言った。

「そっか。約束って、そんな簡単に破るものなんだ。じゃあいいよ、二人はもういらないから、いつまでも逃げてればいいよ」

 ユキナはヒトミとユズリハの手を取って、体育そこの扉へあるき出した。まさか、それで話を終えるつもりか。ミソラとアイカはとっさにヒトミとユズリハの手を掴んで引き止めた。

「ちょっとふたりとも、わたしユキナちゃんじゃないわよ」

「えっと、痛いです。話してくれると助かります、アイカさん」

 ユズリハが顔を歪ませる。アイカの細腕はそうさせるだけの力が備わっていた。それからミソラ達は動きを止めたユキナに言い放った。

「貴方こそ状況をまるで理解していないのね! ハルが作りしたいまは、フィクサーにとっても大きいわ。その間に準備して、反撃するつもりだったのよ。ヒトミさんたちの場所は常にわかってた。あとは奪い返して動くだけだったんだから」

「好き勝手言いたいことだけいいやがって。準備は大切だって学ばなかったか? 今までだって無茶無謀でやってたんじゃねえ。それなりの打算があって動いてたんだろうが!」

「ならもっと早く動けたんじゃないですか。なんで監視カメラがあんなにあって気付かないの。怖気づいちゃったから考えるのをやめたんでしょう!」

「違うわっ、向こうが上手だっただけよっ」

「そんな考えに至る時点で負けているって気付いてくださいよっ!」

「負けてないっ。これから勝つつもりだったんだから!」

「どうやってっ?」

「まずは金城一経の根城に侵入して、姉たちの居場所を吐かせる。そうでなくてもフィクサーの目的にも繋がるはずよ」

「でも遅すぎるでしょ。だから学校まで追手が来た。これはミソラさんたちが100%悪いっ」

 不毛な口論にユズリハは目が回るようにため息を付き、ヒトミが面白そうに状況を眺めていた。二人は一切口出しをしないが、三人口論の間に挟まっている奇妙な状況ができあがっていた。

「出ていこうとしたら来たのよ。魔が悪かっただけ──」

 ふとミソラが自らの敗北を認めたかのように気落ちした。

「ラムさんが刺されたのは……私のせいだけど」

 彼女のフォローをするようにアイカが続けた。

「アタシがいたって、全員を守れるわけじゃねえ。なあ、お前は耐えられるのか。自分のせいで人を殺してしまったって知って、平気な顔でいられんならいい。そいつは人を殺すのにも躊躇しねえはずだ。……お前はそうなりたいわけじゃねえだろ」

 今度はユキナが戸惑いを浮かべた。

「なあ、本当に偶然なんだよ。アタシたちはたまたま誰かを助けたから、いい感じになってやがるが。本当は違う。……相手は、誰かの生活に根付いてんだ。そいつを刺激しちまったらよ。今度は普通に生きてるやつにしわ寄せしちまう。アタシはそれでもいい。大事なことだからな。だがその覚悟がユキナ、お前の中にはあるのかって、アタシは聞いてる」

 それは人の迷惑者に──極論を言えば、人の生死に関わる覚悟があるのかと訊ねていた。

「ユキナ。出ていくならいまだ。これからはアタシとお前は赤の他人だ。これからお前が人質に取られても、アタシ達は助けたりしない。日本にだって安住の地はねえ。それに気付いたんなら、もう何をすればいいのか分かるよな」

 アイカにしては穏やかに物を言っていた。彼女に対する信頼もあるが、それ以上に大切な存在であることの証だった。

 残酷な選択肢でもある。ミソラたちを取るか、普段の日常をとるのか。その日常の中にはユキナの両親だって含まれている。究極の選択の中で、ユキナが涙ぐんだ。

「二人共バカね」

 ヒトミが言った。ミソラ達は何のことだかと思っていると、ヒトミたちを掴む手を離した。ユズリハはこれには驚いたようで、分かっているふうなヒトミに視線で訊ねた。

「もうし終わったあとなのよ。ユズリハちゃん、ここまで来るまで、一回だけ寄り道したわよね」

 それを聞いて、ユズリハが納得の声を上げた。

「確か、ユキナさんの母校に赴いたんでしたっけ。てっきり先生方に挨拶に伺ったとその時は思いましたが、なるほど、そこまで考えていたんですね」

 感心したようにユズリハが言う。ミソラは節々のワードを聞き、彼女がそこで何をしたのかを導き出した。

「──まさかあなた。学校辞めてしまったの?」

 病に寄る休学とは聞いていた。ユキナさんは高校二年生だが、休学で一年の留年を余儀なくされていた。つまり普通の日常に戻る土壌はあった。

「ねえどうして。……なんで、そんなことを」

「決まってるじゃないですか」

 ユキナが振り向いた。その顔は涙が落ちて、切羽詰まった思いで言い放ったものだった。

「二人が大好きだからですよ!!」

 思いの丈を叫んだユキナは、呆然とする一同を意に介さずまくしたてた。

「学校の生活、これからの普通より、私はミソラさんとアイカさんと旅したいし、アイドルがしたいんです! 二人が大切なものを取り戻して、元の生活に戻れるまで、一緒にいたいんです。私の人生は、ぜんぶここにあります」

 言い返したい思いが過ぎってくる。しかし彼女の言葉が乾いた大地を潤すように入っていった。

「このさき、私の友達が危険な目にあっても、旅するアイドルを優先します。もしお父さんとお母さんが危ない目にあっても、見捨てるかもしれません。後悔はしたくない。この場所から目をそらして生きていくなんて、私はしたくない。私は、この生命を最後まで好きな人のために使いたいんです」

 今まで見たことのない感情の爆発だった。ヒトミでさえ驚きを浮かべている。

「また死にかけたときに思ったのが、これですよ。たとえ二人が拒否したって、やってやるって。だって悔しいじゃないですか。ふたりの旅路が、あんなわけのわからないものに脅かされるなんて」

 わけのわからないものとは、ノアが提案しハルが実現させた一連の事態のことを指しているのだろう。結果、全くの赤の他人がミソラたちを助けようとしてくる。

「みんな旅するアイドルをなめ過ぎです。ミソラさんもアイカちゃんも、すごい人なのに、まるで弱者みたいに扱っているんですよ! 船の中にいなかったら先導ハルに一発殴りかかろうかと思いましたから」

「ユ、ユキナさんは〈ハッピーハック〉のファンなのでは?」

 ユズリハは刺激しないような問いかけに、ユキナがばっさりと切ってみせた。

「私、〈エア〉単推しです。もし彼女がメンバーの手によって脅かされるなら許す理由はありません」

「そ、そうですか」

 ユズリハが気圧されこころなしか萎縮したような気がした。

「なので、初めて二人に失望しています。誰かの生活を気にするような『考え』を持ってしまったことにです。それに状況的にできすぎている」

「──できすぎただ?」

 アイカが眉をひそめた。ユキナは頷いて説明した。

「そうキャスティングされてると思ったんだ。アイカちゃんには州中スミカを、ミソラさんには明星ノア。あまりにも出来すぎてる。で、わざわざ二人をそこへ配置したのは、さんたちをここへ閉じ込めるためだと思う。逆にいえば、三日ぐらいで出ていけば計画は破綻したかも」

「けどそのときは、フィクサーの追っ手が来るかもって脅されていたのよねえ。けど、それはいま嘘になった。だって私達、今も生きているし」

「しかも晒し者になっていたのに、襲ってきたのは半グレのみと聞きます。ガソリンの入ったタンクを持っていたので危険なことは変わりありませんが、確かに敵にしてみれば些か拍子抜けかもしれません」

「つまり、スミカとノアは、二人を学園へ縛り付ける──いわば質の悪い悪女ってことね」

 ミソラはここへ来て、ようやく理解した。アイカも自嘲気味に笑い出した。

「全部本当のことだったけど──」

「なんもかもお膳立てされたもんか」

 スミカがテロで母親をなくしたのは本当だ。そのことでアイカに恨みを持つのも当然だし、逆に一人の人間として尊重するのも間違いではない考えだ。

 ノアが再度〈ハッピーハック〉結成を願った。ミソラはかつての出来事からそう願ってもおかしくはないと思った。

 しかしそれを受けて、ミソラとアイカは状況に飲み込まれてしまった。その状況だけに、ふさわしい反応をさせられたのだ。

 因縁の深いものから告げる言葉は一見、尊いものに思える。それが当たり前のことだと思い、ミソラたちに根付く「善性」を利用し、花園学園へ留まるようにコントロールしていたのだ。

「私は、〈ハッピーハック〉再結成をほのめかされたわ」

「アタシは、一緒にグループ組まないかって。そんときは断ったが……多分、アイツの近くにいたんだろうな」

 ヒトミがアイカに訊ねた。

「スミカちゃんって娘、母親をザルヴァートのテロに巻き込まれて死んじゃったみたい。あれって本当なの?」

 その疑問にユキナが答えた。

「だいぶ前に特集されてるのを観たことあります。そこから州中スミカがプッシュされていたから」

 母親をなくしたことは本当だが、彼女の真意は別のところにあるかもしれない。アイカはバツの悪い顔をして言った。

「アタシ、アイツの母親が亡くしたテロしってる。──それ、アタシが結構深く関わってるやつだ」

 この場の全員が振り向いた。アイカは市村創平の被害者であり、戦う力だけを身に着けてしまった悲しき娘、というのが世論の風潮になっている。

「あの男がお前は殺しの才能はないから、こっちへきて実験しろって言ってやらされたことがある。粉同士をかけ合わせたものが生き物にどう影響を及ぼすのかを調べろってな。当たられたのは毒物だ。アイツにみとめられたかったアタシは、夢中になって実験に没頭した。──その一つがある州の街を丸ごと壊滅させた毒物兵器さ」

「毒物……一斉に三千人が死んだ」

「たしかそれ、他のとこでも出てなかったかしら? ちょうど南米あたりに」

 アイカは頷いて続きを語った。

「皮膚毒の実験をしてたんだろうな。ザルヴァートは手頃な民間人を使って実験をする。大体は、足のつかない異国の地が多いがな。その母親、死因は毒だろ」

 ユズリハが答えた。

「はい。皮膚に入った毒が全身の細胞を壊死させていくものです。ザルヴァートに囚われた支援活動者が被害に──」

「ザルヴァートは大規模のテロを常に行ってた。皮膚毒程度じゃ、いい結果は得られなかったんだろうな」

 沈痛な顔をしたアイカに、誰もが口を開くことができなかった。彼女が、スミカの母親とこうも密接につながってるとは思わなかったからだ。

「なのにおかしいよな。アタシが殺したようなもんだなのに、あの女はアタシを普通の少女だとかいいやがる。世間の奴等はだんだん、そんな目でアタシを見るんだぜ」

 彼女の目が血走っていた。憎しみを募らせたアイカは、牙をむき出しにして、それで複雑な感情を単純化させていた。

「……ふざけんなよ。アタシは、今も死にたくてしょうがねえってのによ。そうできねえから生き延びてんだ」

 アイカは押しつぶされそうな罪を抱えている。だがそれを罪だと認識し、己の死所を定めた。アイカがユズリハの手を離し、ユキナの隣に立った。

「アイカちゃんが日本へ来た理由って何?」

「アタシには助けたいやつがいる。──ザルヴァートがアイツを連れ去ったんだ。取り戻すまで食らいついてやる。この人殺しが、温かい世界に行っていいわけがねえ。アタシの終わり方はアタシで決める」

 その次に、ユズリハが隣に続き、ユキナにこう訊いていた。

「原ユキナさん、茶蔵清武の功績を称える声が少なからずみかけます。そのことをどう思っていますか?」

「本当のことは否定できません。けど、あの人たちは最終的に保身へ走りました。それだけで本気で人を救う覚悟の程度がしれましたから」

「……たしかに彼はその後、思ったような成果を上げていませんね。本当に人のためにやったのなら、罰を受けるタイミングはもっと早いはずですしね」

 ユズリハがアイカの隣へ着いた。

「結局、彼は法によって罰せられました。ユキナさん、貴方の決意が立派だった証拠です」

「……ユズリハさん、ありがとう」

 ええ、とユズリハが言う。こちらも後でユズリハに根掘り葉掘り聞きたいことがある。それからヒトミが視線で訴える。

「ええ、これ全員集合の流れ〜? アタシさ、一度言ったことを取り消ししたくないんだけど」

「わざわざ曲を披露してから出ていった貴方が言う? ていうか、あれって〈P〉の曲でしょ。あの人、この状況を見過ごしてるわね絶対」

 ならばこれも仮面が与えた試練という認識でいいのだろうか。ちょうどいいと思う。〈P〉がいなくても、やっていくだけの力を見せつけるべきだ。

「ユキナさん」

「うん」

「私、過去に決着をつけに行くわ。……こんなダメな私に付き合ってくれる?」

 ヒトミの手から離し、ユキナの隣へ行こうとする。するとその場所をユキナがひょいっと割り込んだ。アイカとユキナのあいだ──ちょうどセンターが出来ていた。

 ミソラはふっとほほえみ、その場所へ立った。彼女にセンターに立つ資格を与えられたのなら、遠慮はいらない。

「あれ、これもしかして、わたしが仲間外れ? ていうかユズリハちゃんの裏切り者ぉ、勝手に寝返っちゃって、あの事みんなにばらしてやるだから!」

「どうぞご勝手に。その場合は、貴方を然るべき場所へ送る手続きを踏ませていただきます」

「嘘ようそ。調子のいいのはいい女の条件だったわね。さあって、私も隣に立たせてもらうわ」

 ヒトミがユキナの隣に立つ。こうしてミソラが想定していた「旅するアイドル」が出来上がったような気がした。

 メンバーは十分。だがこれからどうするのかを話し合う必要がある。

「で、まずは何をするわけ?」

 ミソラの言葉に誰も答えなかった。

「ユキナさん、大手振っていたんだから当然作戦はあるのでしょうね」

「……まあ、ミソラさんがあれを言うことくらいしか」

「勝手に決め台詞みたく言わないでよ」

「何だよ決まってんだろ。宗蓮寺グループぶっこわすんだろ?」

「ぶっ壊すの定義が些か物騒ですが。あの今度こそ捕まりますよ、みなさん」

「じゃあさ、今までのこと全て水に流して沖縄に行きましょう。ほら、急に進路変更されて鬱憤が溜まってたんだから」

「まあ、進路変えたのヒトミさんですけどね」

「ユズリハちゃん、唇を出しなさい」

 揃ったはいい外見がまとまらない。そうしていると、体育倉庫の扉がドスンドスンと響いた。一同は急なことに驚き悲鳴を上げた。

 扉が開いた。そこにはこの場面を見られてはならない人がいた。


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