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scrapbook 2021  作者: a i o
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風の強い日/海

風の強い日だった。白波が多く立って、遮るもののない砂浜で、風は私の(ひたい)を露にした。

太陽にかかっていた雲を凪ぎ払い、海の色が一段と輝きだす。砂浜から少し離れた場所で、群生するシロツメクサが一つ一つ伸びをした。

波打ち際の透明。何もかも見透かすようなそこに、触れないギリギリのラインを歩く。

今、私の瞳の端から端まで、海だ。そこから溢れてしまいそうな、海だ。


挿絵(By みてみん)


人差し指を出してごらん


海のつくりかたを

教えてあげる


波の音が聞こえたなら

スッと一本

水平線を引いてみるんだ




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