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scrapbook 2021  作者: a i o
3/32

午後の庭で


花盛りの小さな庭を眺めて、珈琲を啜る。

さして世話をしていないそこに、植えたはずのない花がひょこひょこと生えていたりする。

風や鳥に運ばれ、根を張ったのだろう。

植物の生存戦略はしたたかだ。

この猫の額ほどの庭を侵食することなど、造作もないことだろう。

日射しの暖かな、休日の午後。

鉢植えのブーゲンビリアが、どこか窮屈そうに揺れている。


挿絵(By みてみん)




離脱せよ

上昇せよ


風を知る

ものたちよ


その風に

飛ばされるのではなく

その風で

飛んでいくという


誇り高き

種子たちよ──









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