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scrapbook 2021  作者: a i o
11/32

遠い日に



モノクロームの海で

私は魚になった

泡波の白

海原の黒

跳ねた飛沫の

微かなる灰色


白い太陽が

黒い海に沈む

黒い空に

白い星が光る


影を知ってる?


あなたが思うより

ずっと

大切なものだった





挿絵(By みてみん)



記憶よりずっと鮮明な、波の音を聞いた。

私の遠くは目の前に広がりつづけている。

シャッターをきったあの日から、銀灰色の海は私のものだ。

閉じ込めてしまいたい──確かな意思でそうしたはずなのに、気が付けば、閉じ込められてしまいたい──そう強く願ってしまう自分がいるのだ。




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