表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 暮伊豆
84/156

愚直な次郎

ご褒美と聞いて、昔の記憶が蘇った次郎。彩花に命令されたあの行為の数々。腕や舌がつってもまだ動くよう強要された日々。そして、その中にあっても次郎にとっては快楽と言える瞬間もあったことを。

最近だって彩花に襲われた行為の中で、苦痛を味わいつつも悦楽を感じていたことを。


「何よ次郎。ご褒美が欲しくなったの? お前にしては珍しいこともあるのね。だったらさっさとそれを終わらせればいいでしょう?」


計算ドリルを終わらせる。それは次郎にとって簡単なことではない。全ての問題を解き終えて、そして答え合わせまで終わらせる必要があるのだから。そして次郎は解けない問題だからと放置して解いたふりをすることができない人間だ。


必然的に……次郎の脳は限界を迎え、彩花の相手をすることもなく机に突っ伏して眠り込んでしまった。


「馬鹿……次郎の馬鹿……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普段はこんなのを書いてます。
i00000
― 新着の感想 ―
[一言] 次郎レベルの愚直さは中々にレアですなー。大抵のヤツはすぐに“ご褒美”に飛び付きますな。
[良い点] 彩花はやっぱり変わりましたね。 次郎は相変わらず良い人間です。 この二人の関係がどうなっていくか楽しみです。
[一言] どこまでピュアなんでしょうか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ