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  作者: 暮伊豆
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彩花の手料理

風呂から出て、食事の支度をしようかと考えた次郎だったが、これまたすでに彩花が料理を終えていた。


「おいしいか分からないけど……作ってみたの……」


そこに並べられたのは、水を入れすぎてお粥二歩手前のご飯。味噌を入れすぎて味が濃いと言うよりは辛すぎる味噌汁。焦げ目が目立つスクランブルエッグ。塩などの調味料を入れ忘れた肉野菜炒めだった。


それでも空腹の次郎は喜んで食べる。残さず全て。当然彩花も口にしては自分の腕の悪さに顔をしかめ、一口ごとに落ち込んでいった。


「ごめんね次郎……不味かったよね……」


そう聞かれると、もちろん正直に答える次郎。まずいと言うよりは辛いとか、味がないという返事ではあるが。


「でも、全部食べてくれてありがとう……あ、片付けは私がやるから!」


味に頓着のない次郎である。腐ってない限り出されたものは残さず全て平らげることだろう。その小さな体で。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[良い点] おやおや、お嬢もすっかり丸くなって……な感じではありますが、このままだと単にリア充が1組増えるだけだ……! 我らが巨匠がそのようなことを許すはずがない。 ――ということは、まだまだ、真の…
[一言] あ、わりと背は低い方だったのですね フォレストガンプでイメージしてましたw
[一言] おや?( ˘ω˘ ) 新婚かな?( ˘ω˘ )
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