表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 暮伊豆
75/156

新たな傷

「おぉ次郎どうした? (はよ)ぉロープ入れや」

「別に入らんにゃあ入らんでもええけど、ちぃと危ねぇで?」

「なんじゃあそら? おめぇアル中じゃなかろうの?」


次郎の手足は震えていた。いつもはどうってことない崖。ロープに入っていれば落ちるはずもない高所。だが次郎は一歩が踏み出せなかった……


「なんじゃおめぇびびっちょんのか?」

「だめじゃのー。そりゃ仕事んならんわいや。降りれ降りれ!」

「それがええのー。頭の手伝(てご)ぉしよけえや」


『あー頭ぁ? 次郎おろすけぇ手伝(てご)でもさせてぇや』


リンゾーが無線で連絡をし、次郎はとぼとぼと山を降りていった。小さく、肩を落として。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普段はこんなのを書いてます。
i00000
― 新着の感想 ―
[一言] 私も高所恐怖症なので、次郎の気持ちよくわかります( ˘ω˘ )
[一言] ヤバイっすねぇ! 私も高所なんでもなかったんですけど 手摺りの無い山の頂上でビビってから 高いところはダメになりました(-_-;) マジで足が竦むんですよね
[一言] PTSDですかぁ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ