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  作者: 暮伊豆
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危機一髪

『早う逃げぇぇぇーー!』


リンゾーの持つ無線越しに頭の声が響く。今となってはリンゾーの位置こそが最も危険な場所なのだから。


その時、リンゾーは何を思ったか腰袋ごと装備を外し、完全にロープからフリーになってしまった。そして、飛びつくように自分から3メートル離れた別のロープにしがみついた。その時、ついに勢いを増した倒木が2本、崖を滑り落ちていった。さっきまでリンゾーがいたロープの上を滑りながら。

つまり、もしリンゾーがロープに入ったまま横にずれようとしていたなら……滑りくる倒木を避ける術はなかっただろう。そして上半身を真後ろにぶち折られて……即死だったはずだ。装備を捨てることで拾う命もある。他のメンバーもようやく命拾いしたことに安堵し、岩山に腰を落とした。

なお、次郎は下の男、ガンさんが持っていたロープをそこらの木に巻き付けたので、もう大丈夫だ。後は全員で落ち着いて助ければいいだけである。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[良い点] ここまでの流れをドキドキしながら読みました。 リンゾーさん、すごい。 男の職場ですね、こうして日本の国土は作られていくのだ……
[良い点] リンゾーすげぇぇぇぇ! 迫真の救出劇でした!
[良い点] おおお……ようやく、止めていた息が吐き出せるって感じですぜ……。ぷっはー……。 ――って、まさかここからさらに波乱があったりするのではっ!?(息を止める)
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