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  作者: 暮伊豆
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立ちはだかる羽美

二人の間に割って入る羽美。小さな体で意外にも力強く。


「おねぇちゃん! じろーにそんなこと言ったら絶対うんって言うわぁね! そんなのずるいよ!」


それが次郎の長所でもあり短所でもあるのだろう。


「だからじろー! うんって言ったらだめなんよ!」


彩花に言われ、羽美にも言われ次郎は身動きがとれなかった。あう、あうと意味不明な言葉を発することしかできなかった。


「はー。こりゃどうにもならないね。はいはいそこまで! 晩飯にするよ!」


口を挟んだのは美砂だった。


抜き差しならない状況だっただけに、美砂が割り込まなければ小田原評定になっていたことだろう。


「とりあえず次郎! あんたは風呂でも入ってきな!」


美砂に追い立てられるように風呂へと向かった次郎。後に残された羽美と彩花。睨み合うこともなく、その場を去る羽美。困ったのは彩花だ。おろおろと美砂に視線を向けていた。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[一言] 次郎は本当に白浜組に来て良かったですね。 来てなかったら、本人は理由が分からないまま殺されかねないですよ。
[一言] 羽美ちゃんの方が一枚上手でしたね( ˘ω˘ )
[良い点] 更新、あざまぁぁぁす!! 羽美ちゃん天使……ちゃんと次郎のこと見ててくれているのね。(色々なところも見てたけど) みんな、彩花よりも羽美ちゃん派かな?
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