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  作者: 暮伊豆
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彩花の転機

「おねーちゃーん! ここに着替え置いとくよー!」


着替え……そうだ。あれほど汗に塗れて働いたのだ。下着も服もびしょ濡れになってしまっている。風呂に入る前は気づかなかったが、自分には着替えも何もない……


「あ、ありがと……」


彩花にはその一言が精一杯だった。




そして風呂から出た頃、次郎が帰ってきた。車から降りて、何やら片付けをしている。光に誘われた蛾のように次郎に近寄る彩花。

なぜ彩花がここにいるのか理解が追いつかず、あ……う……としか声が出ない次郎。


「次郎……ごめんなさい……私、ずっと昔から次郎に酷いことしたよね……ごめんなさい……」


次郎の胸に縋り付いて泣く彩花。わけが分からずおろおろする次郎。ついに泣き出した彩花をどうしていいかの判断もできず同僚に冷やかされながら硬直したのだった。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[良い点] なろうで純文学は難しいんじゃ? と最初は思いながら、読んでましたがちゃんと 純文学しているじゃないですか!? 特に序盤の―― >次郎には頼み事と命令の区別などつかない >どうやら彩花には…
[良い点] いやあ、ようやく対等な立場で話ができるようになった……のかな? あの高飛車な彩花がまともになるのか……な? 今一つ信用できない……。
[一言] ちゃんと次郎に償えよ( ˘ω˘ )
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