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  作者: 暮伊豆


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ドライブの終わり

美砂が運転する車内にて。


「あんたぁ藤崎家の三女やなぁ?」


「それがどうしたってのよ……」


「まさか南の瀧川家のことを知らんはずがないよなぁ?」


「はぁ? 瀧川家? 知ってるし!」


「なら次郎の苗字を不思議に思わないのかい?」


次郎の姓は滝川である。


「はぁ? 字が違うし! 次郎みたいなお人好しの薄ら馬鹿があの瀧川家と何の関係があるってのよ!」


この地方には東西南北に四つの名家があり、北の藤崎家に対して南には瀧川家がある。東は飯田家であり、西は菊池家である。彩花の学生時代、次郎に妊娠させられたと騒いだ女は飯田家の遠縁である。


「さあ? 関係ないと思っとけば?」


「どうでもいいし! それよりどこに向かってんのよ!」


「着けば分かるさ。それとも怖いんなら降ろしてやろうか?」


「べ、別に怖くないし!」




到着したのは白浜組の事務所だった。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[一言] 意外な次郎の出自!? 次郎の運命の過酷さたるや!w
[一言] あっ(察し) 昔はそういうケのある子どもが産まれたら、奥屋敷で軟禁して出さないとかいう話もございましたね…
[一言] 彩花が生きていくためのお仕事が待っている?
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