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  作者: 暮伊豆
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彩花の内心

最初は抵抗していた次郎だったが、昔味わった快楽を思い出したためか……いつしか抵抗をやめた。そもそも次郎が抵抗しようが無意味なのだから。




一通り次郎を(もてあそ)び、満足したように見える彩花。次郎は立ち上がり風呂の湯を沸かそうとしている。自分はもう入ったが、彩花の体は冷えていたのだから。


「ねぇ次郎、なんで私がここに来るか聞かないの?」


「なんで私が藤崎家から逃げ出したか聞かないの?」


「ねえなんで?」


答えは簡単。次郎がそんな事を考えるはずもないからだ。だから次郎は本当の意味で健二に殴られた理由も理解していない。ただ理不尽に殴られたとしか理解してないのだ。確かに理不尽な暴力ではあったのだが。


返答に詰まる次郎。しかも、前回彩花によって部屋を荒らされた事など忘れている。目立った被害がなかった所為かも知れないが。


居た堪れなくなった次郎は風呂場へと逃げ込んだ。




風呂は沸き過ぎていた。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[一言] そろそろ子どもが出来そうな気が……
[一言] 彩花はなんて面倒くさい女なんだwww
[一言] ジロちゃん、またも“喰われ”ますたぬ。都合がイイ竿なワケでつぬ。
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