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  作者: 暮伊豆


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藤崎家から来た男

彩花が姿を見せて、そして消してから数ヶ月後の夜。次郎の部屋が強く叩かれた。彩花以外に誰も来たことのない部屋だ。少し嬉しくなり扉を開ける。

すると、そこにいたのは藤崎家の二男、健二だった。


「次郎ぉ! てめぇ彩花をどこにやったぁ!」


そう言われても次郎に分かるはずがない。


「とぼけんな! 彩花が! ここに! 来たことは分かってんだ!」


そう言って殴りつける健二。しかしいくら殴られても何も知らない次郎。返事もできず、ただ殴られるまま。


「うっるせぇどぉコラぁ? 何時じゃあ思うとるんかぁ?」


隣の住人だ。次郎と付き合いはないが、すれ違えば挨拶ぐらいはする。


「んじゃてめぇ? こんな貧乏アパートに強盗かぁ? 上等じゃねぇかぁおお? とれるもんならとってみろいや!」


「チッ……」


健二は次郎を蹴り飛ばし部屋を後にした。


「おい、大丈夫かよ。病院行くか? 警察呼んでやろうか?」


隣人は親切だ。次郎はどうしていいか分からず、頭に電話をする道を選んだ。次郎にしては良い判断だろう。




三十分後、やって来たのは頭ともう一人、見知らぬ男だった。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[一言] 警察からの話が行ってなかったのか、聞いてなかったのか… 後者っぽそうな性格ですね
[一言] 隣人までいい人? 彩花の行方は藤崎家も知らない? 見知らぬ男とは?
[一言] うんうん、何かあったら先ずは頭に相談しよ?( ˘ω˘ )
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