表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 暮伊豆


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/156

次郎と結婚

仕事が終わり、事務所に戻った次郎。別の現場に行っている頭はまだ帰ってきていなかった。

もう一時間ぐらいだろうから風呂にでも入って待ってたら、と奥さんに勧められる。だから何も考えず入浴する次郎。

五分後、お約束のようにそこに現れたのは羽美だった。湯船の外で体を洗っている次郎。隣に座り体を洗い始める羽美。どちらも無言だ。


どこか気まずいような思いをしているのは羽美だけ。次郎は何食わぬ顔で体を洗い続けている。そして湯船へと移動する。一日の疲れが湯に溶けていくかのようだ。

次郎が風呂に浸かれば羽美も隣へとやってきた。


「じろー、結婚するの?」


いきなりの質問。小学生らしくもある。

だが次郎に答えられるはずもない。ないのだが、結婚という言葉は次郎にとっては不思議な響きをもたらしたのだろうか。珍しく真剣な表情をしている。


「その人……きれいなの?」


次郎の表情をどう勘違いしたのか、羽美は質問を続ける。

彩花の外見は間違いなく美人である。だから次郎も自分で思った通りに返事をする。


「ふーん……美人なんだ……」


それっきり会話が終わり、羽美が先に風呂を出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普段はこんなのを書いてます。
i00000
― 新着の感想 ―
[良い点] え? 次郎、結婚するの?彩花と?! どうなるんでしょうねえ……。 羽美ちゃんはまだ小学二年生ですよね? おませさんだなあ^^;
[一言] 女の子は早熟やなあ( ˘ω˘ )
[一言] 羽美、可愛いけど、可哀そう。 次郎…… 無知は悲しいけど、罪作りでもありますね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ