表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 暮伊豆


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/156

次郎の買い物

そう言われてもどうしていいか分からない次郎。特に下着だ。彩花の裸体や下着姿は何度も見た。だから自分の物と違うということは分かる。


追い出されるように彩花にメモを持たされ外に出た次郎。とりあえずたまに行く衣料品の店に行ってみる。店員にメモを見せて選んでもらうのだが、パジャマはあった。だが下着がない。女性用下着も一通り置いてあるこの店だが、彩花がサイズ、ブランド、色などを細かく書いたためだ。専門店でもない限り置いてないのは当然だった。この街にシャンプー類がないだろうことは早々に気付いたくせに。


そして次郎は知らないことだが、女性用下着というものは高い。通常の物ですら現在の手持ちでは到底買えるはずもない金額なのだ。ましてや彩花が身に着ける物ならば……

いずれにしても他に店の当てなどない次郎だ。とぼとぼと帰るしかなかった。




「はぁ? ないの? どんだけ田舎なのよ! しかも何このパジャマ!? ガキじゃあるまいし花柄にクマって! 信じらんない!」


別の物を買って来させようとする彩花だったが、もう時間切れ。店は閉まっている。



「次郎、これ洗濯しといてよ!」


彩花が投げつけたのは昼間身に付けていた服や下着一式である。着の身着のまま藤崎家を飛び出したのだろうか。

なお、ここに洗濯機はない。次郎はいつも風呂に入るついでに手洗いをしている。


彩花は一体どこまで増長する気なのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普段はこんなのを書いてます。
i00000
― 新着の感想 ―
[一言] なんでや!!! 花柄にクマ可愛いやろ!!!!
[良い点] 彩花の横暴さはここまで来るとなんというか…どういう幼少性格形成期を過ごしたのかなと思います。
[一言] 昭和ならグンゼ!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ