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  作者: 暮伊豆
143/156

供述調書

取り調べ室だった。偶然ではあるが昨日の朝までいた部屋と同じである。


「よぉーし、今の時刻は……」

「午後12時48分ですよ」


「はいよ、よっしと。これでバッチリだな」

「いやぁ苦労しましたね。黒さんの粘り強い捜査の賜物ですよ」


「いやいや、お前のアイデアのおかげだろ。これでお前も出世間違いなしだなぁ? 偉くなっても俺のこと忘れんなよ?」

「やだなぁ黒さん。当たり前じゃないですか。もう俺達って上がるも下がるも一緒でしょうよ?」


「かかかっ、当然だよなぁ。さあてと、そろそろいいか。そんじゃ俺はこいつが自供したって『上』に伝えてくるわ。後は頼んだぜ? 予定通りな?」

「ええ、粛々と進めておきますよ」


部屋の中には次郎と若い警部が残った。


「あっ、トイレですか! ご案内しますよ! こちらです!」


もちろん次郎はそんなこと言ってない。何か次郎をトイレに連れていきたい理由でもあるのだろうか。

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普段はこんなのを書いてます。
i00000
― 新着の感想 ―
許せねえ( ˘ω˘ )
鬱展開続きますねー。
自白って、え? まって。まって。 え? ええっ!? もう誰でもよいから、次郎を助けてあげて!
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