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  作者: 暮伊豆
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署名

テーブルの上に新しい紙が置かれる。見たところアンケートの体裁をとっているらしい。


「これはただのアンケートだ。お前さんのことについて教えてくれないか? なぁに、大した内容じゃないさ」


氏名、年齢、住所、電話番号などを書き込むようになっている。しかし、氏名を書く欄だけが切り取られており、明らかに下の紙に書くようになっていた。


「ああ、住所なんかは別にひらがなでもいいさ。名前だけ漢字でしっかり書いてくれたらな」


そして次郎は……何も気にすることなく、その書類に、名前を書いた。


「よぉーしご苦労ご苦労。よく書いてくれたな。じゃ、場所を変えるとするか。ちっと待っててくれよ?」


そう言うと、刑事は部屋から出ていった。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
ぬお、型に嵌められている。 相手は次郎の事をよく理解している。 あるいは次郎が周囲を理解出来なさすぎるのか。
あーあ、情報弱者は哀しい。
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