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  作者: 暮伊豆
133/156

冷たい弁当

次郎は天井を見ていた。

天井を見ながら考えていた。

この部屋で何が起こったのかを。

分かっていることは一つだけ。

彩花が、姉さんと呼ぶ人を刺したということ。その女の名前や、なぜ彩花が刺したかなど次郎には少しも理解できていない。

できていないが、次郎の心には何か引っかかるものがある。彩花が怒っていたことは分かる。でも分からない。何故に? 何に対して?

次郎には分からない。

自分はいつも通り風呂を沸かして料理を作った。それなのになぜ?

なぜ、いつもと違うことが起きたのか。

次郎には……分からない……


羽美が届けてくれた弁当は、もうすっかり冷たくなっていた。

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― 新着の感想 ―
[一言] ここからだぞ、次郎( ˘ω˘ )
[良い点] ああ、次郎らしいですね。 食べられないの、切ない(´;ω;`)ブワッ
[良い点] 次郎にも感情が沸き起こりつつあるのか? ここまで受動的な主人公でありながら、 不思議と物語はきちんと動くところが良いですね。
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