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  作者: 暮伊豆
131/156

執事、川西

病院にて。手術はすでに終わっている。莉奈の身柄は集中治療室ではなく、個室に移されていた。


美砂が病室に入ると、中には一人の男がいた。


「おや? あなたは白浜組の奥様ですな。初めまして。藤崎家の執事、川西と申します」


「白浜美砂です。莉奈さんの容体はどうですか?」


「それ、あなたに関係あります? むしろあなたのところの従業員に責任を問いたいところですが?」


「は? うちの従業員にですか? どういった理屈でそうなったのでしょう?」


「当たり前でしょう。その部屋で事件が起きたわけですから。拉致監禁、しかも彩花様と共謀して殺人未遂と言われるのも当然でしょう?」


さすがの美砂もこれには開いた口が塞がらない。


「……その辺の話は警察としてください……」


辛うじてそれだけを伝え踵を返した美砂。勝手に上がり込んで拉致監禁などと……どれだけ面の皮が厚いのか、美砂は相手にしきれなくなったらしい。


「瀧川家がついてるからといい気にならないことですな?」


部屋を出ようとする美砂の背中に、川西が投げかけた言葉だった。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[一言] オイオイオイ、死ぬわアイツ( ˘ω˘ )
[一言] 「こっちは政治力あるんだよ」という人間は不快ですな。
[良い点] ロミオとジュリエットより大変な家対家になってしまいそう。 次郎がんばれー 彩花のことも心配です~ 更新嬉しかったです、ありがとうございました!
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