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  作者: 暮伊豆
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到着

その時だ。遠くからサイレンの音が聴こえてきた。


「来たのお。とりあえずお前、玄関開けとけ!」


「なんで私が……」


「ええから行けや!」


ぶつぶつ言いながらも彩花は玄関の扉を開け、外に立つ。


「おう姉ちゃん。お前ついてんなぁ?」


「痛いよお……信じらんない! こんな豚小屋なんか来なけりゃよかった! まだなの!? ねぇまだ!?」


「ははっ、こかぁ豚小屋かぁ? 四畳半が二間に風呂と便所があるだけのオンボロアパートじゃけぇのお。心配せんでもえぇ。来たでぇ?」


「くそっ……くそくそくそ! 彩花なんかに……兄さんに言いつけてやる……」


天井を睨みつつも焦点の合わない目で悪態をつく。


「兄さんだぁ? さっきの話からするとあいつぁおめぇの妹なんじゃろぉ? 姉妹で何やっとんじゃあ?」


「いぎっあ……知らない……くそ、彩花め……ぜった……」


莉奈は意識を手放した。

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― 新着の感想 ―
[一言] 生きようが死のうが莉奈がマイナスにしかならないですね~(汗) いったいどうしたら良いのか……。
[一言] もともと次郎が一人で住んでいたところですからね。 四畳半が二つあって、風呂トイレ付きなら立派ですよ。
[良い点] ぎゃあああっ。 死にそうじゃああっ! [一言] やばいですね。 続きが気になって、しかたありません。
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