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  作者: 暮伊豆
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彩花の葛藤

「沸いたの? さっさとしてよね!」


先ほどまでの会話なんかどうでもよさそうに問い詰める莉奈。


「まだ沸いてるわけないじゃん……」


彩花でもそれぐらいは分かる。


「いつまで待たせる気ぃ? 本当にあんたよくこんな所に住んでられるわねぇ?」


「姉さんには関係ないし……」


「ふーん? そんな口きくんだぁ? いい度胸ねぇ?」


びくりと怯える彩花。おろおろと二人を見つめる次郎。


「まあいいわ。いくら一朗さんを知ってるからってあまり調子に乗らないことね?」


そう言って風呂場へと消えた。いつまでも裸でいるのが寒かったこともあるかも知れない。




「ごめんね……次郎……」


自分のせいで次郎に迷惑をかけている。彩花にだってそのぐらいの自覚はある。ならばどうするべきか……彩花は無意識に、台所の包丁を見つめていた。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[良い点] 傷、再開キター。 でも包丁はあかん。 彩花、早まるな!!
[良い点] ななな、なにぃ!? マジかお嬢!!?? でもなあ、実際にやらんにしろ、その態度がまた状況を悪化させそうで……胃が痛えっす。(苦笑)
[一言] いやいや、「台所の包丁を見つめていた。」って! また気になるところで話を終わらせて!
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