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  作者: 暮伊豆
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傍若無人

「次郎……おかえり……」


「あら、次郎ってこいつだったの。見覚えあるわ。ふーん、相変わらず可愛いらしい顔してんじゃん。」


見知らぬ女、莉奈を前にして次郎は固まっていた。かつて藤崎家で庭師として働いていた身なれば、莉奈のことを覚えていてもおかしくはないのだろうが……

次郎には無理だったらしい。


「何黙ってんのこいつ? 挨拶がないんじゃない? なってないわね。あんたどういう躾してんの?」


「次郎だから……」


「ふーん。まあいいわ。私風呂入るから。上がるまでには夕食の準備しといてよね」


「う、うん……」


次郎の目など気にもせずに衣服を脱ぎ捨てた莉奈。その肉体をどうしても見てしまう次郎。




「ちょっと何よこれ? どうなってるのよ!」


浴室から聞こえたのは莉奈の声。人様の家なのに文句があるらしい。


「冷たいじゃない! さっさとどうにかしなさいよ!」


誰も風呂など沸かしてないのだから、もちろん水風呂だ。次郎が慌てて沸かし始めるのだった。彩花は何もできない。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[一言] ろくな死に方しないぞ( ˘ω˘ )
[良い点] 『傍若無人』拝読しました。 莉奈の大胆な言動でひと波乱ありそうですね。 次話が楽しみです(*^^*)
[良い点] タイトル通り過ぎて笑っちまうレベルですな。 ……いや、まあ、そーゆーヤツだって分かってたけど。(笑)
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