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  作者: 暮伊豆
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藤崎莉奈

そんな莉奈の言葉を彩花は断れない。

昔から彩花はなぜかこの次姉の言うことに逆らえないのだ。


とうとう莉奈は次郎のアパートまで来てしまった。それでも彩花は「帰って」の一言が言えない。そして、ついに中にまで。


「うっわぁ……せまっ……しかも臭いし。彩花さぁ正気? 一体どんな男と付き合ってんのよ?」


「次郎……って覚えてる……?」


「いや知らないって。どこの次郎よ?」


「昔……うちで庭師をしてた次郎……」


「えぇー!? 庭師なんか覚えてないけどさぁ! あんたマジ正気!? うちをおん出てまでさぁ!? なんで庭師なんかと付き合ってんのよ!? こんなの絶対兄ちゃんに言えないじゃん!」


「お兄ちゃんは知ってるよ……」


そう。健二は知っている。彩花がここにいることを。次郎の部屋で暮らしていることを。


「うっそ!? マジで!? よく兄ちゃん黙ってるね!?」


健二は黙っているのか、それともそれどころではないのか。そのあたりの事情を彩花は詳しくは知らない。莉奈は全く知らないらしい。

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[良い点] なんつーか……。 すっげー、厄介事引っ張りこみそうなねーちゃんっすよね……。(白目)
[一言] 彩花もあのままだったら、莉奈みたいになってたかもしれないんですね( ˘ω˘ )
[良い点] 拝読しました。 莉奈もアクが強そうですね。家にまでついてきたということは、何か狙いがあるのでしょうか。 姉には逆らえない彩花。この後どうなるのか、続きが気になります!
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