決闘[2]【5ページ】
「さぁ!来い!」
「その余裕がどこまで続くかな!」
アトラルは貴族だ…油断したら負ける可能性だってある…。
俺はアトラルに接近した。そして攻撃!…とわいかないか…。アトラルの神器『爆炎の大剣』で防がれる。炎なのに意外と硬いんだよな…神器だからってのもあると思うけど。
「ほらほら、どうした!それだけか!」
「うっせえな!『怨念ノ束縛』」
地面から出てきた禍々しい怨念がアトラルの体に絡みつき、アトラルの動きを止れた。
「クソッ!『灼熱ノ竜巻』」
「おーっと!アトラルの『灼熱ノ竜巻』は火炎魔法をベースに風魔法もが入っている合成魔法です!黒瀬 蓮はどう出る!」
説明ありがと、ナレーターさん!!
この魔法は6つの竜巻が不規則に動いている…しかも熱いときた…普通なら諦めているところだが、生憎こちらも普通じゃないのでね。使わせてもらいますよ。
「『予知魔眼』」
「なんだと、何故!何故竜巻の行き先がわかる!」
「さっき言った通りに予知が出来るんだよ」
俺は竜巻を躱し、アトラルに殴り掛かる。大剣で抵抗してこようとして来たが、やらせない。怨念で切り掛る腕を拘束し、腹に一発拳をお見舞した。
「グホァ…!」
神器で殴ったんだ立つことも困難だろう。
「くっ…クソが…なんでだよ…」
「敗因はお前が傲慢だからだ」
「なっ…なんと…勝者は黒瀬 蓮です!!」
「「「うおぉぉお!!!!!」」」
闘技場は熱気が降り注いだ。
ふぅ…終わった事だし、休憩所へ戻るか。
「あっ黒瀬くん!」
休憩所に居た双葉が話しかけてきた。
「よっ!勝ってきたぞ」
「大丈夫?怪我してない?」
「大丈夫だって。でも良かったなこれでもう怖がることわないよ」
そう言い双葉の頭をぽんぽんと優しく叩いた。
「もぉー頭ぽんぽんしないでぇ…」
闘技場での疲れが…あぁ癒される…。
「おっ黒瀬 蓮君!」
あの声は確か闘技場の実況者だったよな。
何故ここに?。
「ありゃ、お邪魔でしたか?」
「あっ大丈夫ですよ」
「まだ自己紹介がまだったね。私は桜 天音。あと種族は人間、よろしくね。君の名前は?」
名前の通りに髪がピンク色で片方に髪の毛をゴムでテール状にしている。そして首に掛けている、ヘッドフォン。
「私は双葉 紅梨です。よろしくお願いします 」
とっ、自己紹介は済んだところで、桜さんは何故ここに?
「あぁそれなんだけど…黒瀬君、お願い!神器触らせて!」
え?いや、嫌ではないんだけど。
「ありがとう!一回は触りたかったんだ。へ〜こんな感じなんだ〜」
「いざ見ると不思議ですよね。こう…威圧感があって恐ろしい感情が湧いてきます」
「うーなんか擽ったいー」
三人中の声では全くといって似ていない声が、とこからともなく聴こえた 。
すみませんまた遅れました