転校 [2]【2ページ】
ギリギリ学校内に入れたけど、どこに行けば…いいんだ。
「君ここじゃ見かけない顔だね?転校生?」
と見かけない顔の人に話しかけられた。髪は長く、白衣が特徴の人だ。科学者とかの人かな?
「はい。迷っていて」
「そうかじゃ案内するよ。私は美桜、美桜先生と呼んでくれ」
先生なのか。まぁ付いて行った方がいいだろう。
やっぱりこの学園広いな父さんから聞いた限り魔法系の学園は、軍事施設でこの学園は魔法系の学園屈指で広いらしい。一番広い施設はドーム型の闘技場。その次が学校。
「ここは、魔力測定室さ。ここで魔力の質で組み分けされるんだ。さっ、装置のパネルに手を置いて、魔素を流してみな」
魔力測定器・縦長の長方形の形をしており、真ん中のパネルに、手を密着させながら魔素を流すと魔素の質が数値化される。
「えっ?」
「大丈夫。君のお父さんから話は聞いてる」
「そう…ですか」
良かった…久しぶりだからな…上手く流せるかな。
「うっ…魔力が沢山ある奴の付近に居ると、息がしにくいね」
魔力の差がある者の近くにいると、体に異変が起きる。息がしにくくなるのは差が少しあるという事か…えっ美桜先生強くね!?
ピッ♪
「おっ検査できたね。えーと520MRか…事前に言われていなかったら、疑っていたね」
MRというのは魔力つまり魔力の単位みたいなものだな。
「組は何処になります?」
「あぁ組み分けの事いってなかったね。MRが200未満だとC級。200以上350未満だとB級。350以上だとA級さ君は520MRだからA級だね。はいバッチ。」
とバッチを渡された。バッチには【A】と彫られていた。胸に付ければいいのかな?A級か…あの正面衝突してしまった子は居るのかな。
「2年A組はあっちだから行ってらっしゃい」
「ありがとうございました」
俺は魔力検索室から出た