こっちの世界の謎と地球との関係
翔瑠はゆっくりと謎を解いていきます
優しそうなおっさんに街の案内をしてもらって、大分たったころ翔瑠は気付く。
(おいおいこの街めっちゃ広いじゃねーかよ!)
翔瑠はすぐに案内し終わると思っていた案内が長く、そしてこの街がわりと広いことにに驚く。
「おじさんこの街を1周回るのにどのくらい時間がかかりますか?」
「2日あれば歩いて回れるよ」
「大分広いですね」
「まぁ確かにそこらの街に比べたらこの街は広いほうだけどね。そういえばこの街の名前くらい覚えているかい?」
「いいや全く覚えていません」
「この街の名はリチャンドって言うんだよ。そういえばそろそろ6時間くらい経つか結構日も落ちてきたな」
リチャンド⋯⋯この街は中心に向かってくに連れて栄えていく。しかし現在翔瑠がいる場所はリチャンドの中心から40キロメートルも離れた場所にいる。
「リチャンドって言うんですね。確かに日も落ちてきましたね⋯⋯」
翔瑠はここであることに気付く。それは日が存在している事だ。
(日!? 何故太陽が見えるんだよ。確かにこっちの世界に来た時は寒くも暑くもなかった。充分適温と言えた。そしてこっちの世界に来た時の時刻は太陽の位置が午前9時辺りだったことを確認している! 6時間経った今太陽の位置はおかしくないと言うことはもしかして同じ時期か!? いいやそれはないな。だとしたら地球が見えていてもおかしくないし地球から太陽、こっちの世界から太陽までの距離がほとんど一緒なのか!? もしかしてここは地球のどこかなのか? だとしたら時間と自転で不明な点が⋯⋯)
「おーいそんな強ばった顔してどうしたんだい? 大丈夫かい?」
優しそうなおっさんは翔瑠の強ばった表情に心配するほど優しかった。
「はっ!! いやっすいませんちょっと考え事でつい⋯⋯」
(やはり謎が多いなこっちの世界は)
翔瑠は脳の回転が速くキレっキレな男だった。しかしそのせいで深く考え込んでしまうとそのことについてハマってしまう癖があった。そしてまだ翔瑠は情報をより多く手に入れるために街を回る。
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