こっちの世界のこの街
第2話投稿ですm(_ _)m
「ここはどこだ⋯⋯」
そう答えてしまうのも無理はない。なぜなら翔瑠の目に写った光景は 羽が生え優雅に空を飛んでいる緑色の髪の毛をした妖精らしき生き物に、紅色の鳥のような生き物の群れ、動く花、だが人らしき生き物もいた。そして元々いた世界にはないような建築物。翔瑠はすぐに悟った。
――――地球ではないなと
「まずは現場の保全だな、まずは日本語が通じるかどうかもある。ここにいて大丈夫かも分からない。こっちの世界に俺が来た理由も分からない。結局は何も分からないな」
翔瑠は周りを少し見渡し、そこにいた優しそうなおっさんに話てみることにした。
「すいません⋯⋯」
「ん? どうしたんだい?」
翔瑠は日本語が通じたことに驚いた。
(日本語が通じた!)
だが驚きの表情は顔に出してはいない。顔に出してしまうと怪しまれると思ったからだ。そして話を戻した。
「この街で仕事をしたくて来たのですが、ここに来た時何故か記憶を少し失ったみたいでしてどこに行けばいいのか分からないので少し案内をしてもらってもよろしいでしょうか?」
もちろん翔瑠は記憶など失ってはいないただの口実であった。
「いいよついて来な色んな所に案内してあげる」
そうして翔瑠は優しそうなおっさんにこの街を案内してもらえることになった。
最後まで御閲覧頂きありがとうございますm(*_ _)m