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三話 遠矢 生き残りと連絡取れる


遠矢は落ち込んだ気持ちを何とか持ち直し、

動画でゾンビ達の行動を出来るだけ把握しようと色々見続けた。


「これはまだ楽な方だな。」


走って来たり怪力を見せるタイプが居ないのは僥倖だ。

しかし一人ではいずれ詰むな。

大学の友人やサークルの仲間がいれば多少は楽になるだろうが…

ここで伯父の言葉が蘇る。


「人が増えれば争いの種になるし食料や飲料水の消費も増える。

素早い行動が起こし難く移動が遅くなる。仲間を増やすなら良く考えるべきだ。

あと人助けもな。助けた人間に後ろから襲われる事もある。」


「俺は良く歪まなかったなぁ…」


伯父の言葉を思い出してしみじみと呟いた。

母が伯父の家に行くのを良く止めたのが今更ながら分かる。


「今日はもう寝るか…」


戸締りを確認して一番防御がある部屋に入り寝る。

明日は今日より広範囲の探索になるだろうから、

早めに寝る事にする。



@@@@@



昨夜の早めの就寝が良かったのか、

万全の体調の目覚めだった。

スマホで時間確認すると午前六時を少し過ぎたぐらいだった。


「さて飯を食って昨日より遠出探索するか。」


電気がいつ切れるか分からないので冷蔵庫の生物を優先的に食っていく。

俺は朝ガッツリ食うタイプで、

丼飯と冷奴、パック納豆と豆腐とワカメの味噌汁を作り食う。

勿論皿や丼にはラップをして食器が汚れない様にしている。


「ご馳走様。」


手を合わせて独り言を言う。

一人でいると独り言がでてくるよなぁ…

スマホを見るとメールが来てた。



山鳥愛唯(ヤマドリ メイ)からだった。

大学の同期でサークルも一緒の、

友達以上恋人未満の関係だ。


{まだ生きてる?そっちの状況教えて。}


こっちこそまだ生きてたんか!

と驚き、直ぐリアルタイムチャットのアプリを起動して答える。


{まだ生きてるぞ。そっちこそよく生きてたな。

俺は家で籠城しながら周辺の探索してる。}


暫く待つだろうと思っていたら直ぐ返事が書き込まれる。


{遠矢助けて!ここはもう持たない。}


{簡単に言うな。そっちの状況を詳しく話せ。}


{今、学校のサークル棟にいるの。私含めて三人。

他にもいたけど皆出て行って帰って来なかった。}


{怪我や体力とかはまだ大丈夫か?}


{誰も怪我はしてない。ちょっとお腹が空いてるぐらい。}


{周りの状況、特にゾンビの数とか走り抜けれるか、

何処ぐらいまで逃げ切れるかを詳しく頼む。}


{ここから見える範囲だけど百体はいると思う。

府道までは見えないけど自転車があっても山の麓まで降りれる気がしない。}


{敷地内に車が残っていないか?あっても運転は無理なのか?}


{恵美が運転出来るみたいだけど、頼りないって。}


{サークル棟内の探索はしたか?

気付いていると思うがゾンビは大きな音を優先して音源に近付く習性がある。

別の所に誘き寄せたりできる。あと動きは遅いので慌てず行動しろな。}


{分かった。探検してみる。}


{俺達のサークルで本体を数個、矢を有るだけ運べるだけ用意してくれ。

何とか今日の日暮れまでに足を確保して迎えに行く。}


{分かった。なるべく早くにきてね。}


{三人で交代にスマホを確認して、俺が到着したらすぐに脱出出来るように、準備と逃走経路を決めて書き込んでくれ。}


{うん、お願い。}


{では落ちる。落ち着いて気を付けろよ。}









ちょっと体調が悪く、チートをメインに書くので更新は一月空くかもしれません。

早くても二週間は空くのでそのつもりでお願いします。(>_<)

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