表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不明瞭な青春の足跡  作者: 舘 ひつじ
1/1

女子高校生 乾 美雨

念願の高校に合格し、今年、春を迎えたばかりの高校一年生の乾 美雨。少女漫画好きの彼女は、イケメン男子とのキラキラの高校生活を夢見て高校に通うのだったが…


高校の入学式の日にひょんな事から仲良くなった、歩く変態辞書〜平原 勇二と体は女、頭脳は男〜秋元 久美と共に楽しく、多くの苦難を乗り越えながら過ごしていく!


(舘 ひつじによって、ここに彼らの不明瞭な青春の足跡を記す事を約束します。あなたとは別の世界で高校生活を送る彼らを、見守ってあげてください。

※彼らに応援のメッセージを送りたくなったり、美雨ちゃんにラブレターを送りたくなったら私に送ってください。私を介して、確実に彼らにお伝えします。)

1「始まり/美雨の朝」


美雨みう!起きなさい。起きなさいって。」体を揺すられて、私は目を覚ます。母の声と、部屋の窓から差し込む光で朝だと気付く。

「…うんうん…、分かったよ〜…。」意識がハッキリしないまま、私は大きな声を出す母を部屋から追い出すために返事をする。そして、母が部屋から出て行ったのを見計らうと、時計を確認し、あと十分だけ。と言って温かな布団の中に顔を埋める。そして、5分経過したくらいに母は決まってまた私を起こしにくる。流石、娘の事を分かってらっしゃる。

こうみえて、私はきっちりした性格なので学校には遅刻したことがほとんどない。県内の高校に合格し、家からは自転車で30〜40分の距離の所に通っている。通学のためにと、優しい祖父に買ってもらった自転車は、家に置きっぱなしで、いつも母に車で送ってもらっていることは内緒だ。

高校では、新しい友達もたくさんできて、面白い先生や、楽しい行事もあるみたいで胸が踊る。恋愛ドラマや恋愛小説、少女漫画を好む私は、それらから大きく影響を受け、キラキラな青春を想像してこの高校に入ってきた。中学ではイケてる方ではなく、クラスで静かに過ごしてる方だった。友達はそこそこいる、本当に普通の中学生活だった。好きな男子はいたが、恋人も出来たことはなかった。そんな私は、高校ではもっと楽しもう!と、心に決めていた。

私が理想の高校生活を過ごそうと奮闘する毎日の中で、大きな不安があった。それが、勇二ゆうじくんと、久美くみ先輩だった。なぜか仲良くなった2人だったが、とても変わった人達だったのだ。






作 舘 ひつじ

彼らの活躍は、これからも続きます。

いつまでも、ずっと、ずっと生き続けるのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ