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End Of Edo ~幕末~  作者: 吉藻
第二章 幕末前夜
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    幕末人物ファイル006

 嘉永6年時点での年齢と実績


 *** 山内容堂やまうちようどう(27歳) ***


 土佐藩主。

 嘉永元年に阿部正弘らの助けにより土佐藩主に就任する。

 その恩を感じて幕政において阿部正弘に協力している。

 藩政改革を目指して吉田東洋を抜擢した。





 *** 吉田東洋よしだとうよう(38歳) ***


 土佐藩士。

 山内容堂に見出されて藩政改革を主導することになる。

 ジョン万次郎の取調べを行い開国論に傾いた。





 *** 佐久間象山さくましょうざん(43歳) ***


 松代藩士。

 若くして才能を発揮していた佐久間象山は藩主の真田幸貫に見出されて海防について調査することになる。

 そこで海外の情勢と西洋の技術を学んだ象山は「海防八策」を提出する。これは当時としては最先端の海防論であり20年後の明治でも通用するものだった。そして佐久間象山はそのまま海防の専門家となり西洋軍学の第一人者となった。

 江戸に西洋砲術の塾を開いて吉田松陰などの多くの門弟を育てている。





 *** 勝海舟かつかいしゅう(31歳) ***


 貧乏旗本の子として生まれる。父は無法者で有名な勝小吉。

 蘭学で身を立てることを決意して学び佐久間象山に弟子入りする。西洋砲術を学び第一人者となる。

 独立して自らの塾を開けるほどとなった。

 妹が佐久間象山に嫁入りして義理の兄となる。





 *** 吉田松陰よしだしょういん(24歳) ***


 長州藩士。

 11歳の時に藩主の毛利敬親に講義したことから神童として名を上げた。

 アヘン戦争で清が敗北したことを知ると日本の国防に関心を持ち遊学して更なる学問を修める。佐久間象山に師事して西洋列強の実力を深くしることとなった。

 嘉永4年(1851年)に東北を遊学しようとしたときに藩からの許可が遅れたことから脱藩してしまう。

 嘉永5年(1852年)に江戸に戻ると長州藩に自首して萩に護送される。

 松蔭に甘い長州藩は士籍剥奪、家禄没収という重い処分を下すも実家の育みということで実質的な無罪とした。そして見聞を深めるために10年間の自由な遊学の旅を許可する。





 *** 桂小五郎かつらこごろう(21歳) ***


 長州藩士。

 吉田松陰の教えに感銘している。文武両道の優秀な青年。

 嘉永5年(1852年)に江戸の練兵館に剣術修行に出る。





 *** 斉藤弥九朗さいとうやくろう(56歳) ***


 幕末江戸三大道場の一つ練兵館の創設者。

 練兵館創立には友人の江川英龍が資金援助をしており、彼が韮山代官になるとその仕事を手伝っている。

 剣術家として名高いが本人は学者を目指していた時期もあり江川の元で海防などの知識を学んだ。

 それにより練兵館には国防に関して危機感を持つ若い志士が育つ土壌が出来ることになる。





 *** 千葉周作ちばしゅうさく(61歳) ***


 北辰一刀流を創始者。

 文政5年(1822年)に幕末江戸三大道場の一つ玄武館を建てた。

 天保10年(1839年)水戸藩の招きを受けての剣術指南役となる。

 多くの弟子を育て彼らは幕末に活躍することとなる。





 *** 千葉定吉ちばさだきち(42歳?) ***


 千葉周作の弟。

 兄の玄武館が軌道に乗ったをみて分館として桶町に玄武館の分室道場を構えた。

 嘉永6年(1853年)にはその実力を見込まれて鳥取藩の江戸詰め藩士として召抱えられて剣術指南役となった。





 *** 千葉重太郎ちばさだきち(30歳) ***


 千葉周作の弟。

 兄の玄武館が軌道に乗ったをみて分館として桶町に玄武館の分室道場を構えた。

 嘉永6年(1853年)にはその実力を見込まれて鳥取藩の江戸詰め藩士として召抱えられて剣術指南役となった。





 *** 坂本龍馬さかもとりょうま(19歳) ***


 土佐藩士。

 裕福な生まれだが身分は低い郷士。

 剣術修行の為に江戸に出て千葉周作の弟の千葉定吉の桶町千葉道場に入門する。


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