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進化の水を望む王の卵  作者: レイガナイト
3/6

ナチュラルと暗い洞穴の謎

何度目かの魔物との戦いを経て、ようやく村に辿り着いたナチュラルとエミーシャは、シャインといわれる村の奥の一軒家に向かう。


ナチュラルは父親の顔を知らない。生まれた時に旅立ってしまったらしい。


「おお、坊ちゃん。こんなに大きくなられて」


このおじさんはマグさんといって、この一軒家を守る母親エミーシャの召使い?だという。


「あー、ナチュラル発見!」


上の階から少し年上の女の子がバタバタと降りてくる。エミーシャの話では、この女の子とは幼馴染?らしく、いつも遊びに付き合わせられる。


この少女は隣町の出身らしく、たまにこの村に来るらしい。


「お母さんたちがお話あるようだから、わたしたちはお外で遊びましょう」


ナチュラルは有無を言わさず連れていかれる。


「この村の古い言い伝え知ってる?」


「???」


ナチュラルは首を横に降る。


「世界を救う王が立ち上がりし時、まずこの村が襲われて、伝説の剣が奪われるんだって。嫌よね、こんな言い伝え。さあ、お爺さんがいる洞窟に行きましょう」


少女は少し歩くと立ち止まり、


「ところで、私の名前ちゃんと覚えてね。私はサニー。覚えなさいよ」


ナチュラルはサニーに手を引かれ、洞窟に向かう。この洞窟は、防具屋の奥にある暗い洞穴と違い、人がちゃんと手入れしてあり、宿屋になっている。


「困ったのう。薬草を探しに行った商人が帰って来ないわい」


お爺さんの困った表情を見て、


「今日は大変そうね。近くにある物置き小屋に行きましょう」


またサニーに連れられ、少し立派な誰でも入れる物置き小屋に行く。


「ところであんたさ。その袋に入ってる物は何?」


ナチュラルは袋から木の卵を取り出す。


「へえー、それ木の妖精の卵じゃない。それは人が成長することで生まれる卵の一つよ。他にもたくさんあるけど、今は仕舞っておきなさい」


サニーは物置き小屋の扉を開け、子ども用の武器や防具を荒らして探す。ナチュラルはそこで、木の剣を見つける。続いて、銅の鎧を見つける。サニーはさんざん荒らして、銅の剣と謎のランプを装備していた。


「今日はこの辺にしておきましょうね。お母さんたちが心配していると思うわ」


「!!!」


サニーに勢いよく掴まれ、家へ素早く走らされる。


「よく遊んでたわね。では、シャンさん明日はお任せください」


サニーは母親シャンに抱きつき、


「ありがとうございます。行くわよ、サニー」


「待たね〜、ナチュラル〜」


サニーは手を振り、少し離れた別の宿屋に歩いていった。


「少しお休み、ナチュラル。疲れたでしょう」


エミーシャに抱かれて、ナチュラルはベッドに入る。


ナチュラルが目を覚ました時は、もう夕方になっていた。


「坊ちゃん。もうすぐ夕食ですので、お外で遊んで来たらどうです?」


「そうね。お母さん、今は忙しいから、夕食までに帰って来るのよ」


「!!!」


ナチュラルは頷き、外に出る。家の外は夕方で景色が良かった。ナチュラルは洞穴に行き、その中に入る。中は涼しく、鍾乳洞のようで明るかった。


「!!!」


アホスライムと駄目コウモリが現れた。ナチュラルはアホスライムに15ダメージ。アホスライムは消し飛んだ。駄目コウモリの攻撃。ナチュラルは6ダメージ。ナチュラルは駄目コウモリに攻撃して、10ダメージを与えて撃破。ナチュラルはレベルアップ。ホイミを覚えた。


ナチュラルは洞穴の地下に降り、アホスライム三匹に襲われている商人を見つける。ナチュラルはアホスライム三匹を撃破してレベルアップ。ファイヤを覚える。


「坊や、ありがとう。これはお礼の薬草あげる。おじさん忙しいから、外で待ってるよ」


商人は素早く洞穴から出て行った。ナチュラルが洞穴を出ると辺りは真っ暗で、急いで家に戻る。マグさんはようやく帰って来たナチュラルを見てホッとして、椅子に座らせて夕方の支度をする。

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