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Artemis Online   作者: 氷結トマト
第一章「箱庭の中」
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第5話「VS スライム(雑魚」

〈トーカ視点〉


「先輩まだかなー」


 只今私はポータルの前で待ち惚け。誰をと言えば、勿論私の大好きな先輩です。


 先輩のことなのできっとアバターは弄らないはず、もうそろそろ出て来てもいい頃なのですが。


「ふひひ、さて先輩をどう導こうかな~」


 私の回復は密着しないと効果が無いんですよ、だから抱き着いても良いですか? とかどうだろ。あれ? 私、天才かもしれない!


「いや、天才じゃないし。そもそもそんなスキル無いわよ」


 出たな友人B 。ダメ出しはともかくとして心を読むとは……、おのれ妖怪さとりめ。


「ちょっと誰が妖怪よ! てゆうか友人Bって言うなー!」


 またしても心を……、どうしよう先輩。私の友人は本当に悟りかもしれません。


「だからさとりじゃないし。そもそもトーカ、 あんた普通に口に出してるわよ?」


「え、本当? 早く言ってよー、もー」


 まったく意地の悪い友人です。やれやれ。


「やれやれなのはこっちよ。でトーカは何してるの? とっくに狩りに行ってるかと思ってたのに」


「ふっふっふ! よくぞ聞いてくれました!」


「うわ、聞きたくない」


「えー何でよー。聞いてよ~」


「トーカがそうゆう時はやたら長いフェチ話がくるから」


 うぐ、反論出来ない。


「で、でも今回は匂いは関係ないもん! 先輩を待ってただけだもん!」


「はいはい、もんもん言わないの。で先輩ってトーカの話によく出てくる人?」


「そう! 正にその先輩だよ! 今出てくるから待ってるんだ~」


 そうだ今は友人とおしゃべりしてる場合じゃないよ、先輩を待たなきゃ。


 くんくん


 ん、この匂いーーー先輩の匂いだ! どこからだろう、あ、見つけました!


「先輩! こっちです、せんぱーい!」


 駄目だ聞こえてない、人混みの奥に埋もれていく先輩。どうしよう、いまから走ってもこの人混みじゃ追いつけない。


 とりあえず先輩を探さないと、でもどうやって探しましょう?


「うー先輩が行きそうな場所を回るしかないよね……」


「ごめんね私のせいで……」


「気にしてないよ、どうせ直ぐに会えるし。何せ私と先輩は匂いで繋がってるからね」


「ロマンチックの欠片もない繋がりね」


 なんと、良いじゃないですか匂い。どこがロマンチックじゃないと言うんでしょう、解せません。


「とりあえず一緒に装備を買いに行かない? 後、準備ができ次第一緒に狩りに行きたいんだけど、どう?」


 んー本当は先輩探しに専念したい所ですが、合流したとき先輩の方がレベルが高かったら、私の個人レクチャー作戦が台無しです。ここは狩りに行くべきですかね。


「うん、いいよー」






ーーーーーーーーーーーーー




 例のログアウト不可発言から10分程経ちましたが、私は特に動揺してません。だって安全が約束されて寝ても覚めてもゲームだなんて正にユートピアじゃないですか。喜びこそすれ悲しむ道理等ありませんよ。


 それに今私は真新しい先輩の匂いを追うのに忙しいんです。他に意識を向けるなんて言語道断。今は鼻先に集中しないとーーーあ、先輩発見。


 私は先輩の背中に飛び付きました、何故かその後の記憶が曖昧でしたが先輩に予約していた部屋を教える事に成功しました。ふふふ夜が楽しみです。






ーーーーーーーーーーーーー




『〈ワールドメッセージ〉アマトウさんがユニーク称号【 不退転の盾】を獲得しました』

『〈ワールドメッセージ〉アマトウさんが守護者ゴブリン キングを討伐しました。これよりイシュテス北のダンジョ ンへのプレイヤー侵入不可を解除します』


 なんと先輩が守護者を討伐したようです。我が目を疑いました、だってそんなのおかしいですよ先輩。


 このゲームは最初の街から普通に強いモンスターが出ます。どうやら製作者はリアリティーに拘ったらしく、「リアルに考えて最初の街だからとモンスターが雑魚ばかりなのはおかしいよね」と、何をとち狂ったのかゴブリンを強くしたのです。


 その結果、ゴブリン=雑魚の先入観で挑んだβテストではまさかのゴブリン相手に全滅。


 最初は私達も、このゲームは難易度が凄まじく高いのではと考えました。ですが南のフィールドに行ったプレイヤーから話を聞くと、ゴブリン以外は普通に戦えたらしいのです。


 その後、トッププレイヤー達による検証によるとゴブリンは完璧なタイミングで【ガード】さえすればポーション次第で低レベルでも倒せると判明。


勿論、自信過剰な人は


「狩りゲーで鍛えた俺なら余裕ww」


 ーーとゴブリンへ挑んだ人も居ました。でも直ぐに死に戻ってきて、語尾に草を生やさずこう言ったそうです。


「倒すまでほぼジャストガードしないと駄目とか無理ゲーだろ……」


 ーーと。通常のゲームならともかく、間近で闘いながらタイミングを見極めるのはかなりの実戦慣れが必要で、更にパリィによる防御力も高いため、最初の内にゴブリンと戦うのは無謀と判断。この事から最初の内は南でレベルとPSを鍛えるのがAOの非公式チュートリアルとして、攻略掲示板に載せられたのです。


(そのゴブリンの勢力圏内である森を突破して、しかもゴブリンキングを討伐しちゃうなんて……)


 どうやら先輩はAOでも常識に捕らわれないみたいです。


「まぁそれは置いといて、宿屋で先輩を待とうかな」


 私は宿屋に辿り着くと、とりあえず受付の人に先輩が来る旨を伝えました。部屋に入ると、ベッドの下に潜り込んで息を潜め待ちます。


 さぁ準備万端です。後は先輩が来るのを待つだけ、早くこないかな……


ガチャ ギィ


「早く寝よう……」


 あっ先輩だ! やったーもう寝るみたいです、もうこれはあれですね! ご褒美ってことですよね先輩!


 ベッドの下から這い出て、立ち上がります。先輩の掛け布団を引き剥がし、先輩の上に四つん這いになりそのまま寝そべります。


「んん……肌寒……温い」


 ふふふ、こやつ可愛い寝顔をしやがりますね~。それにしても良い匂いです。ご飯何杯でもおかわりできちゃいますよ。


「それでは頂きます」


 私は一晩中、先輩の匂いを堪能しました。


「ふひひ、正に今日の先輩の集大成。最高のかおーーあれ?先輩以外の匂いがします」


 己、どこのアバズレかは知りませんが、私の先輩に匂いをつけるとは良い度胸です。必ず見つけ出し火炙りにしてやりましょう。


 私に新しい目標が出来ました。





ーーーーーーーーーーーーー




「のわぁっ! っはあ……はあ……」


 な、何か嫌な夢を見た気がする。シーツとシャツが汗でびっしょりだ。ってなんかシャツがベトベトする……涎じゃねぇか! なんでシャツに涎が? どんな寝相だよ俺。


「水浴びてぇ」


 とりあえず水浴びがしたいな。そういえば風呂ってあるのか?


 部屋を出て階段を下りて受付のカウンターを目指す。受付の人に聞くか。


「あの、すみません。風呂とか水浴びできる場所はありますか?」


「えっとお風呂はありません。水浴びについては宿の後ろに水浴び場があるので、そちらご利用下さい」


 想像はしてたが風呂はねぇのか。熱い風呂でさっぱりしたかったな……まぁ水浴びも気持ちいいし、我慢我慢。


「ありがとう、助かったよ」


「あ、あの……その」


 ん、なんだ? 何故モジモジしてーーーま、まさか、とうとう俺にも春がーー


「さ、昨夜はお楽しみでしたね」


 ーー来なかった。ってお楽しみ?なんのことだ、俺は疲れて寝ただけだぞ。


 あぁ、成る程な。きっとこの娘はお疲れとお楽しみを間違えて言ったに違いない。さっきから様子を見るに新人だな、なんか挙動不審だしな。成る程成る程、ならばここは話を合わせて上げるのがマナーだろう。


「わかる? (そんなに疲れて見える? )」


「は、はい! それはもう凄かったですから! (女性の声が)」


「そ、そんなに?」


 そこまで疲れて見えたのか。ただの客を心配するってことは余程疲れて見えたに違いない。しかし、ここまで心配してもらうのは気が悪いな。


「ごめんね、気を使わせて。(体調に関して)」


「い、いえ! 仕方ないですから。(若い男女が二人部屋ですし)」


「あ、部屋代はどうすれば?」


「すでに1週間分を頂いてますよ」


「あれ、渡したっけ?」


「はい、頂いてます」


 あー昨日は疲れで、頭がボーッとしてたからな。その時渡したのかも知れない。


 おっとそれより水浴びだ。なんか臭うし早く流したい。


 宿の裏へ回り、石造りの水浴び場へ駆け込む。どうやら川から水を引いてるらしく、腰辺りまである洗面台のよう物には冷たい水が貯まっている。一応男女で別れているようだ 、流石にそこは配慮したらしい。


桶に水を汲み上げ頭から被る。重力に引かれた水が体に叩きつけられて、毛穴までごっそり洗浄された気分だ。そうだ服も洗わないとな、


「うげっ汗臭っ」


 思わぬ強敵に戦慄が走る。


「てか皆どうやって洗ってんだ?」


 トーカにでも聞くか、シャツを洗い終わり次はデニムと手を伸ばすとーー


「すーはーすーはー……あ、先輩おはようございます」


 ーー変態がいた。


「ちょっ帰せ!」


「ああ! せめて、もう一嗅ぎ!」


 ぬぁにがもう一嗅ぎだ、この匂いフェチめ。


「で、なんの用だ?」


「なんの用だって、先輩酷い! 今日は狩りに行くって約束したじゃないですか~」


 そういえばそうだった。


「でもな俺の装備見ろよ、修理しないと使い物にならん。それに服も乾かさないと行けないぞ」


「それなら私が乾かしますよ。貸して下さい、【ドライブリーゼ】」


「おお、魔法か!」


 そういえば、魔法を見るのは初めてだな。


「はい、乾きましたよ」


「ありがとうな、助かるわ。その魔法良いな、教えてくれないか?」


「良いですけど先ずはウィンドカッターのスクロールが必要ですよ?」


 なんと、スクロールだと? このゲームは魔法を金で買うのか、知らなかったな。


「あ、でも私白紙のスクロールもってるので作って上げます。勿論ただなので心配しないでくださいね」


 トーカはアイテムポーチからスクロールを取り出すと魔法を込め始めた。スクロールが完成したのか俺に手渡す、開いてみると文字がびっしり書いてある。しかし読まなくても取得できるらしく、目の前に選択肢が表示される。勿論取得で。


 【風属性魔法:レベル1】と【ドライブリーゼ】が増えた。どうやらスクロールで魔法を取得すると、その属性がスキルに加わるようだ。


「魔法って全部買わないといけないのか?」


「全部ではないですよ。【ウィンドカッター】等の初級魔法と一部の中級魔法、自作魔法はスクロールで覚えられますけどほとんどの中級魔法、上級魔法は自力です」


 へーそうなのか。確かに金さえあればホイホイ強くなれるってのも嫌だよな。そういうパワーバランスは考えられるのに、何故ゴブリンはあれなのか。


 とりあえず鎧をエレナに修理頼もうかな。


 露天通りへ歩く途中、トーカに昨日のことを根掘り葉掘り聞かれる。やれどう倒しただの、やれどうして初日なのにゴブリンが倒せるのか。おいおい、まるでゴブリンが初日じゃ倒せないような言い分じゃねぇか。他の奴らは剣とかでサクサク倒してるんだろ?


「……成る程、盾ならパリィされないんだ………でも盾で倒せるわけ……」


なにやらトーカがブツブツ呟いてる、どうしたんだ?らしくないな。


「ゴブリンキングはNPCと協力したがな」


「へー成る程、さぞや美人の方でしょうねー」


 な、なんか機嫌悪くないか?俺なんか悪いこと言ったか?


「でもよくわかったな、美人だって」


「女の勘です」


 女の勘か、トーカなら匂いとか言うかと思ったが。





ーーーーーーーーーーーーー


「あら、アマトウじゃない。今日は何がお望みかしら」


「先輩ってエレナさんと知り合いだったんですね」


「トーカじゃない、久しぶりね」


 話を聞けばどうやら二人は、βテストで知り合いだったらしい。変な所で縁があるもんだ。


「ーーで、これを修理して欲しいと。……厳しいわねー」


「そこまで酷いか」


「んー状態が最悪ね。これじゃ修理するだけで良い装備が買えるわよ?」


「そうか、まだ1日しか装備してないのにな……」


 さようなら、初めての全身鎧。


「ゴブリンキング倒したんでしょ? その素材で装備を作れば良いじゃない」


 あ、そうか。あいつの素材があったんだ。アイテムポーチからゴブリンキング素材を出して、エレナに渡す。


「うわ、メッセージで見たけど本当に倒したのね。ーーんー凄い、これならかなり良い装備が作れそう」


「本当か! なら頼む!」


「……でも私のレベルだと失敗するかも、その時は私の店から好きな装備を上げるわ。それでも大丈夫?」


「あぁ大丈夫だ。それと盾が欲しいんだが、エレナのお薦めとか無い?」


「んーあの盾より強い盾かー、タワーシールドが丁度あるけどお薦めはできないわね」


「それで良い」


「お代はどうするの?」


「ゴブリンの素材がこれだけある。これで鎧も頼めるか?」


「んー盾はともかく鎧は出来上がり次第ね。足りない分は後払いでいいわ」


 後払いか、助かるな。エレナからタワーシールドを受けとり早速装備した。


カクエンタテ】:DEF +23、AGI -4、火属性耐性(弱)、火属性付加(弱)


「おお良い性能じゃないか! 名前が厨二臭いけど」


「厨二じゃないわよ! カッコいいじゃない! ねぇトーカもそう思うわよね?」


「【赫炎ノ楯】……プッ」


「トーカまで馬鹿にして! だって【フレイムシールド】じゃ味気無いじゃない、どっかでNPCが店売りしてそうだし!」


 名前は厨二だけど見た目が良いし、まあ良いか。


「作っといてなんだけど、それ最悪よ? 滅茶苦茶重いしAGIが減るし、とてもじゃないけど止めた方が良いわ」


「大丈夫だ、職業補正で多少は軽くなってる」


「そう?ならいいけど。鎧はとりあえず数時間は掛かるわ、完成したらメッセージで知らせるから」


 数時間か……、とりあえずトーカと狩りに行こうかな。


「じゃあまた後で」


 エレナと別れて南の街門へ向かうと、途中でトーカが友達を呼んできますと、どこかへ行ってしまった。


 仕方がない、トーカが戻るまで狩りの準備をするか。んー、一応鎧を装備しようか、デニムにシャツじゃ格好がつかないからな。


【初級全身鎧(破損)】:DEF +3、装備制限全身鎧、スタミナ上昇効率UP


 まぁ無いよりましか。後スキルを確認しようか、昨日はドタバタして確認するの忘れてたしな。


 【シールドチャージ】か、盾をかまえて突進する技のようだ。良いんじゃないかな、ただ取得条件が【体当たり】の上位技【チャージ】を取得してないといけないらしい。とりあえず両方とも取得して、他のスキルは必要になったら取得で良いや。


 準備が終わるとタイミング良くトーカが帰ってきた。


「先輩、お待たせしました~。彼女が友人Bです」


「違うわよ! ユ、リ、ハ! 言っときますけど友人Bじゃないので、アマトウさん」


「さんはいらないぞ。アマトウで良い、よろしくユリハ」


 また元気が良い娘が来たな。軽く自己紹介を済まして3人で狩り場へ向かう。


「へーここが南のフィールドか、あんまり北と変わらんな」


 新鮮味の無い風景に少し肩を落とす。


「どちらもイシュテスの周りですし、当たり前じゃないですか」


 トーカに小馬鹿にされた、とりあえずヘッドロックをかます。


「痛い痛い! ギブ! ギブです先輩! あ、でもいい匂い」


「アマトウ! やり過ぎ!」


 トーカ達と和やかなトークに花を咲かせていると、モンスターに遭遇した。見た目はゲル状の体で、中心に青い核らしきものが確認できる。所謂スライムだろう。


 とりあえず【ステップ】で近づき、一撃を加える。


「【シールドバッシュ】!」


盾がぶつかると同時に炎が弾けた。火属性付加の効果か、規模は大したことはないが無いより断然良いな。


さて、スライムのHPを確認するか。ゴブリンと同格くらいだろうから、何割削れたか楽しみだ。


視界から火が消えるとスライムがいた場所にはアイテムが転がっている、しばらく思考が停止した。


「え、スライム弱くね?」


「先輩、それが普通なんですよ?」


 え、嘘だろ。


「え、だってゴブリン滅茶苦茶強かったぞ? 同じビギナーモンスターだろ」


 額に手を当てトーカは頭を振り、


「やっぱり先輩気づいてなかったんですね。あー先輩、落ち着いて聞いて下さい。実はゴブリンはビギナーモンスターでは無いんですよ」


 な、なんだって? 嘘だと言ってよトーカ。まるでそれじゃ何回も殺されて痛い思いをしたのが馬鹿見たいじゃねぇか。確かにゴブリンの強さに疑問を感じてたけどよ。


「まぁ結果オーライですよ先輩! 元気だして下さい、ほら2日目では有り得ない強さを手に入れたじゃないですか」


ぽんぽんっと肩を叩いて励ますトーカ。


「じゃあ次のスライムを探しましょう。スライムの核を5個納品しないとクエストが達成されないので」


「え、クエストあんの?」


「アマトウ、説明書は読まなかったの?」


「いや読む時間なくてさ」


 ユリハから呆れられる。し、仕方がないだろ。トーカが急かしたんだからさ。


「ところでアマトウ、武器はどうしたの? 盾しか装備してないけど」


「いや、俺さ。盾しか持ってないんだわ」


「「はあ?」」


 なにその反応、めっちゃ傷つくんだけど。いや、まあ別に盾縛りな訳じゃないよ? 買うのをずっと忘れてただけで。それに盾が武器じゃないって今思い出したぜ。


「はぁ……よくそれでゴブリンキングを倒せたわね」


「とりあえず先輩は武器を買うべきです」


 クソッ! ボロクソ言いやがって! 盾の何が悪いんだ、良いじゃん盾。



 スライムを狩り終えた俺達は街へ帰り着いた、トーカ達はクエスト報告に、俺は武器を買いに行くことにした。


 さてどんな武器にしようか、なるべく安いのが良いな




次回は閑話が入るかもしれません


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