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    僕の名前はね、神風拓って言うんだよ。

   でも、もう僕は此処にいるようで此処にいない。

   朱里ちゃんに殺されたんだ…、でもね、僕は決めたんだ!


  何を決めたの?


    朱里ちゃんに殺されたけど僕は朱里が好きなんだってことは変わらず

   ますます朱里ちゃんが好きなんだ、朱里ちゃん早くこっちにおいで…。

   僕がこっちにこれるようにそっちに行ってこちら側に逝こう?

   

  空が運んできた風は殺意ものせてやってきた。


   朱里ちゃん君が好き。

  君は僕が嫌い…だよね?

  分かってるけど来てほしいな…。

  待つよ、僕はいつまでもいつまでも。


  

   ふと、流れる風からそのような声が聞こえて足を止めた朱里は、そんなんじゃない

  私も君が好きなのにと言って頬を濡らした。




                そう、彼女は余命が少なく長くは生きられないのだ。

                     それに、朱里ちゃんは、殺そうとしたのではなく眩暈

                             がして倒れ掛かってしまっただけなのだ。


              


                 あまりにも切なく、不運な死だったのだ。

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