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明日行く

夜電話がなり

私がそそくさととる。


「あ、アカリ?良かった。やっぱり毎度緊張する。」


「今日の答辞よりも?

すごいね。本当に暗記しててびっくりした。」


「答辞のほうが緊張しないね。

あ、卒業おめでとう!」


「ありがとう。ヤマト君もおめでとう!」


「うん、あのさ、明日行く。15時の東京駅新幹線。

親が見送り来るって。

でさ、明日お昼前に会えないかな?」


「うん。会おう。」


それからなんとなく話をしたけど

お互い変な雰囲気であまり盛り上がらずで

電話を切った。


私はそれから机に向かいヤマト君へ明日渡す手紙を書いた。

国語の成績はずっと5。

文章を書くのは嫌いじゃないけれど

やっぱり何を書いたらいいか

何から書き始めればいいか

悩む。


高校にいってサッカーを楽しんで欲しいこと。

告白してくれて嬉しかったこと。

戻ってきた時は少しでもいいから会えたら嬉しいこと。

そんなことをつらつらと書き。

最後に頑張って

書くか迷って

すごく迷って

「好きです」

と書いた。

文字にして書いたのは初めてかもしれない。

顔が赤くなったかは分からないけれど

心拍数は確実に上がり、

読み直してそそくさと封筒にいれた。


そして密かに用意していた

喉が弱いヤマト君のためのど飴と

ヤマト君との思い出の消しゴムと一緒にラッピングして明日忘れないように鞄にしまう。


明日会ったら次はいつ会えるかな。

そんなことを考えながら眠った。

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