ずっと校門見てた
「あれ?ヤマト君どうしているの?びっくりした。」
職員室から出てすぐにヤマト君がいたので驚いた。
「いや、今日学校来てないってヤマダから聞いてさ。
あ、合格発表かなって思って、ずっと校門みてた。
さっき、校門入ってきたの見えたから、職員室だろうと思って。
先生におめでとう!って言われているのも見てたよ。
で、ストーカーみたいじゃんって、たった今思って、帰ろうとしたけど遅かった。
見つかった。ごめん。きもいやつだった。ごめん。」
「そうだったんだね。心配してくれてありがとう。
無事に合格したよ。」
「うん。うん!おめでとう!!」
「ありがとう。無事に受かってほっとしてる。
でも今日は親にも伝えたいし、帰るね。」
「そうだよな。本当にお疲れさまでした。
今日の夜って、家族でお祝いパーティとかする?」
「お祝いパーティ?さすがにそんな大げさなことはしないと思うよ。」
「そっか。いや、お祝い中に電話したらまずいかなと思ってさ。
じゃあさ、今日の夜また電話するから。」
「うん。わかった。待ってるね。」
私はそのまま家に帰宅した。
母も今日は結局早退してきたらしく、家にいた。
涙ぐんで喜んでくれた。
涙もろい母で、いつも馬鹿にしているけれど、今回ばかりはそんな母が嬉しかった。
私も泣けた。
「ありがとう。」今日何度目か分からないセリフを涙目で言った。




