あった!!
高校の合格発表は一人でいった。
親は仕事を休もうかと言ってくれたけど断った。
合格発表掲示板を見に行くのは張り出された少しあとにした。
もう掲示板を見たであろう受験生の嬉しそうな顔や泣いている顔、
両方なるべくみないようにしながら掲示板へ向かう。
「21213・・・・・・・あった!!」
思わず一人にも関わらず声を出してしまった。
たまたま高校の先生が近くにいたらしく、
「おめでとうございます。一人で来たのかな?
入学書類をもらっていってね。春に会えるのを楽しみにしていますね。」
と声をかけてくれた。
恥ずかしくて、頭を下げることしかできず、急いで書類をもらいに行った。
「はい。合格おめでとう。春にお会いしましょう。」
書類をもらう際のチェックでも、合格を確認できて、ほっとする。
帰りの電車では、大事に大事に書類を抱きしめて帰った。
そのまま学校へ行って報告することになっていたので、
帰りに学校に寄った。
ちょうどお昼休みの時間だった。
「失礼します。」
職員室に入り担任の先生に近づく。
先生も私に気が付いて、「お帰り」と言ってくれた。
「どうだった?」と聞かれなかったのは、先生の優しさだろう。
「先生。合格しました。私、この学校に行こうと思います。」
「そうか!!おめでとう!!良かったな!すごいよ!おめでとう!」
先生の声が大きくて、周りにいて気が付いた先生からも「おめでとう!」と声をかけてもらった。
「ありがとうございます。家族に報告したいので、このまま帰宅してもいいですか?」
「ああ、大丈夫だよ。気をつけてな。また明日からちゃんと学校にこいよ。」
「はい。失礼します。本当にありがとうございました。」
そう言って職員室をでると、そこにヤマト君がいた。




