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頑張れしか言えないけど祈ってる

クリスマスが終わり、お正月明けに一度電話がきた。


「俺は1月20日に受験してくるわ。結果は1月中には分かると思う。

アカリは2月後半だよな。お互い頑張ろうな。」


「うん。頑張ってね。頑張れしか言えないけど祈ってる。」


「うん。ありがとう。」


それからずっと電話はならなった。


風の噂ならぬヤマダからの告げ口でヤマト君が合格したことは聞いていた。


「おめでとう」と言いたくても言うチャンスがなくて。


電話する勇気もなかった。


自分も受験前だし、受からなければっていうプレッシャーもあった。


いよいよ受験の2日前という午後8時、久々に電話がきた。


「元気?明後日だよね?」


「うん。あ、ヤマト君、合格おめでとう。

遅くなってごめんね。」


「ありがとう。なんか言うタイミングなくて。

まだアカリは受験前だし。」


「うん。気を使わせてごめんね。

頑張ってくるね。」


「俺、お正月の電話の時にアカリに言われた言葉を絶対に今日言おうって決めてた。」


「え?」


「アカリ、頑張れしか言えないけど祈ってる。」


「あ、、、。」


「俺、ほんとに嬉しかったから。

合格を祈ってくれてる人が家族以外にもいるって。まじで力になった。

好きな、人、だしな。」


「う、うん。ありがとう。頑張ってくるね。

正直かなり緊張してる。」


「そうだよな。俺も緊張したよ。

でも祈ってる。頑張れしか言えないけど祈ってる。」


「ありがとう。結果が分かったら連絡するね。」

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