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手が冷たい

ご飯を食べ終わり時刻は13時過ぎ。


「じゃあ、出ようか。

受験もあるからあまり遅くなったらよくないだろうから。」


「うん。」


駅までの道を歩き出す。


ふと、またヤマト君の手が触れた。


そして、手を握られた。


手をつないで歩いている。


その事実がとても照れくさくて、ヤマト君のほうを見られない。


ヤマト君、心なしか、来た時よりもゆっくり歩いているような気がする。


どうしよう。何か話せばいいかな。


駅まで少し距離あるんだよな。


「アカリの手ってさ、冷たいよね。」


ふとヤマト君が話だした。


「え?」

ヤマト君の顔を見るけど、目は合わない。

ヤマト君は前を向いていた。


「プラネタリウムの時も思ったけど、手が冷たいなって。

俺は体温高いほうだから、アカリの手はひんやりしてて気持ちいいよ。」


「そう?それなら良かった。

私、どちらかというと体温低いから。」


「そうか。じゃあ、ちょうどいいな。」


何が!?と思ったが何も聞けず、

それからどちらも会話せず、でも繋いだ手をはなすことなく、

駅までの道をゆっくり歩いた。


クリスマスの恋人達の一員に自分も初めてなった気がして照れ臭かった。


電車に乗る時にヤマト君の手と離れた自分の手が、確かに冷たい気がした。

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