プラネタリウム
「久しぶり。」
「うん。久しぶり。」
クリスマス、いつものように駅で待ち合わせ。
「最近電話も週2位だったし、学校ではちらっと見かけるだけだし、
なんか本当に久々な気がする。」
「うん。そうだね。今日はプラネタリウムだよね。
考えてくれてありがとね。」
「そうなんだよ。たまたま、リビングのテーブルに科学館のチラシがおいてあってさ。
プラネタリウムのクリスマス上映があるらしく、おもしろそうだなって。
まだイルミネーションの時間までは無理だろうし、クリスマス気分になるかなって。
ここから二駅だし。」
「科学館なんて、小学生の頃に遠足で行って以来だよ。楽しみ。」
そう言って、切符を買って電車に乗った。
電車では相変わらずヤマト君は無言で、
私も久々なのもあって照れくさくて喋れなかった。
科学館へは少し歩く。
違う駅にきただけで、また地元の駅とは違ったクリスマスの雰囲気があって面白かった。
パン屋さんとか雑貨屋さん。
住宅街になっても、家々の軒先に少しずつクリスマスの雰囲気がある。
クリスマス一色だった。
「中学生2枚」
「はい。800円です。良い1日を。」
チケット売り場の人に言われてさらに照れ臭くなり喋りにくくなる。
「とりあえず、プラネタリウムまであと15分位だから、その場所に行こうか。」
ヤマト君に言われて「うん。」としか返事できなかった。




