壁際
「どうぞ。ほんとに誰もいないから上がって。
俺の部屋でいいかな。リビングってなんかね。」
どっちでも緊張けど、、、。
とりあえず二階のヤマト君の部屋へ。
「男の部屋入ったの、初めてかも、、、」
思わずつぶやく。
「そうか。これも初か。」
今度はヤマト君がつぶやく。
「とりあえず座って。麦茶位もってくるわ。」
クッションに座るとヤマト君は降りて行った。
いや。やっぱりそろそろして見回しちゃうよね。
部屋は以外と綺麗だった。
ベットがあって、
卒業アルバムとか、好きだと言ってた漫画や本が並んでた。
麦茶をもってきたヤマトくんが、かなり遠くに座った。
壁際に。
「結構綺麗だろ。一応朝掃除してからいった。
まだ引越してきたばかりだから、そんなに臭くもないはず。
ここに引っ越しして二段ベットを解体して一人部屋になったんだよね。」
「臭くないって(笑)大丈夫だよ。ほんと綺麗だね。」
・・・・・・
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「お茶頂くね。ありがとう。」
「うん」
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・・・・・・・・・
会話が続かない。
どうしよう。
これはやっぱりアルバム見せてもらうか。
「アルバム見ていい?小学校のヤマト君、みたいな。」
「うん。いいよ。」
そう言って手を伸ばしたヤマト君がすごく近くにきてびっくりした。
ヤマト君もびっくりしたらしく、慌ててアルバムを私に渡してまた壁際へ。
それからアルバムをみて色々と小学校の話をして盛り上がった。
それで緊張がとれて、漫画の話をしたり、家族のアルバムを持ってきてくれて
色々な話をして時間が過ぎていった。
でも、ずっと壁際にいたヤマト君。
なんかそれはそれで寂しい気持ちになったのは私だけなのかな。




