【現在】いつの間にか好きになってた
「また違うクラスかよ!最悪だ!
と俺はあの時かなり凹んだわ。
修学旅行も全然楽しくないじゃん。
修学旅行は班行動とかあるんだぜ。
しかもあかりアイツと同じ班でさ。
まだ未練あるのかとかなりヤキモキしたわ。
あ〜ほんと今考えても凹む。」
相変わらずの飲みっぷり。
やけ酒みたいになってるけど。
「中3はね、私はなんか男女で仲良いグループ出来たんだよね。
小学校でも仲良かったメンバーが久々にクラス一緒になって。
でもびっくりする位、皆恋愛感情はなかったね。
だって小1から友達だった人もいるし、今更って感じだよ。もう親戚みたいな感じだよ。
それぞれ違うところに意中の相手がいたしね。」
「今でも会ってるみたいだしな!
アイツもいるしな〜」
「はいはい、タナカ君でしょ?
ないわ。ない。
中学の時、なんでタナカ君が好きだったのかさえ不明。
悪い人じゃないけど、ゼッタイ私とは合わない。」
「そういうもんか?」
「そういうもんだよ。
中学の時の好きなんて。
ヤマト君のこともいつの間にか好きになってたし。」
「いつの間にか好きになってたか。
いいな。それ。まじか。なんか照れるな。」
「ちょっとやめてよ。昔の話だよ。」
中3のメンバーは確かに楽しくて
今も時々会ってるし
『あの時にアカリはヤマトと付き合ってたよな〜』
みたいな話でからかわれるネタにもされている。
そのメンバーもヤマト君と私が今も会ってると聞いたらびっくりするだろう。
「でもまあ、中3のGWは俺結構記憶に残ってるよ。
まだまだ俺も男としてひよっこだったなと。
照れすぎて何もできないし、手を繋ぎたくても距離感分からないし。
帰ってせっかくのチャンスを〜!って思ったね」
「ふふふ。確かにまだまだ可愛い中学生らしい感じだったね。」




