電話
「アカリ、サトウヤマト君って人から電話がきてるけど。
同じ中学ですって言ってるけど、知り合い?勧誘じゃないよね?」
「え??サトウ君から?そう、同じ学校の子。
か、かわるわ。」
遊園地からの帰宅後、お風呂入ってご飯食べて自分の部屋で本を読んでいたら
突然母親から言われたヤマト君からの電話に焦る私。
今日の今日って早くない?
「もしもし。私です。」
「あ、俺です。ごめん。いきなり。
電話していいって言われたから。電話してみました。」
「あ、うん。いいけど。びっくりした。」
「いや、うん。良かった。」
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無言。
え?これ私が喋るの?
いや、ヤマト君がかけてきたんだよね?
え??
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耐えられない。
やむなし。
「今日はありがとね。
久々の遊園地で楽しかったよ。」
「うん。俺も。」
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「もうあと三日で大晦日だね。
今年も早いね。
年明けはまた部活あるんでしょ?」
「うん。あるけど。1月5日は空いてるんだよね。」
「そうなんだね。」
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「また会わない?付き合ってるんだし。部活とか塾とかある?」
「その日は部活はないけど、午前中は冬期講習があるよ。
お昼食べた後の午後はあいてる。」
「じゃあ、会おうよ。また駅前で14時とかに待ち合わせしない?」
「うん。いいよ。」
「決まりだね」
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「じゃ、じゃあ、電話ありがとね。
塾の宿題するね。」
「わかった。また電話していいかな?」
「うん。いいよ。」
「じゃあ。」
「うん。」




