【現在】中学男子をなめんな
「いや~。完全に俺の作戦勝ちだよね。
じわじわ攻めたかいがあったよね。返事を待ったかいがあったよね。
付き合えたよね。俺すごくね!?」
「酔いすぎだからヤマト君。
確かにね。
中学生なんて、まだ恋の駆け引きもしらない中であんな風に告白されたら、
コロッといっちゃうよね。
しかも、今考えたらすでに私も好きになってた感じだよね。
普通、付き合ってない男の子に誘われて二人きりで遊園地行く?
好きじゃないなら、行かないでしょ。しかも中学生。
そりゃあ、ヤマト君も付き合えると思うよね。」
「そうだぞそうだぞ。
中学男子をなめんな。もうOKもらったようなもんだろってヤマダには言われてたよ。
でも万が一のことを考えてちょっとビビッて、直前で試しに三か月っていう判断した俺。
正解だったな。」
「それは正解だね。
まあ、それならいいかなって思ったね。確かに。
たださ~。
相変わらず喋らないし、会話ないし、よく電話しようと思ったよね。」
「俺はアカリが話のを聞くのも好きだったんだよ。
楽しそうに話してるのを聞くのが。
確かに口下手だったからな。俺は。
何話そうか考えてて焦って終わるっていう。
ピュアだったんだよ。」
「うわ。自分でピュアって言ったな。まあピュアピュアだったよね。
お互いにね。
でも当日の夜に電話かかってくるとは思わなかったよ。」
「思い立ったら即行動。その日は月・木じゃない水曜日。
ってことは、その日を逃したら次の日木曜日だから電話できないじゃん。
今みたいに携帯もないしメールもないしさ。
家に電話するしかなかったじゃん。
だからその日に電話した。
子機もって電話番号押すのはドキドキだったよ。」




