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呼び捨て
「まじで。まじか。ありがとう。宜しく。」
「う、うん。でもごめん。
まだ好きかどうかはよくわからなくて。
不誠実なんだとは思うんだけど。」
「いいんだよ。わかってるよ。
とりあえずもう少し会う頻度とか連絡とる頻度とか増やして三か月後にまたどうするか考えてよ。
で、でさ。付き合ったってことで、二人でいる時だけ名前で呼んでもいいかな。
呼び捨てで。アカリって。
実はずっと呼びたかったんだよね。」
!?!?!?
呼び捨て、、、。
ちょっとドキドキする。けどなんか嬉しいかも。
「いいよ。私はヤマト君って呼ぶね。」
「おう。」
それからまた無言になってしまったけど
2人とも別々の方向を窓から見ていた。
親子連れとかカップルとかが見えて、
私達もカップルに見えるのかなと思いつつ、
私も照れくさくて
今は会話がなくてよかったかもと思っていた。
ただ、ヤマト君は最後そわそわしている様子で
必死に下をみていた。
早く着かないかなと思っている様子で。
やっぱり会話がないのがたえられないのかな。
何か話したほうがいいのかな。
私は横目で様子をうかがっていた。




